Chieko Waguri

参加作品

花筐
Makeup Artist
1941年春、佐賀県唐津市。17歳の俊彦は両親と住んでいたアムステルダムを離れ、ここで暮らす叔母・圭子と同居し、地元の学校に通うように。そこで俊彦は、タフな鵜飼、まるで虚無僧のような吉良、お調子者の阿蘇などが級友となり、肺病を患ういとこの美那に恋心を抱きつつ、楽しく毎日を過ごす。しかし、太平洋戦争の開戦が間近に迫ってきて、俊彦やその周囲の若者たちは少しずつ精神のバランスを崩してしまう。
古都
Makeup Artist
京都室町に先祖代々続く佐田呉服店の女主人・千重子は、20年前に店を継いで以来ずっと変わらぬ生活を送り続けてきた。千重子の娘・舞は、大学で就職活動に励む友人たちの中で、店を継ぐべきか迷っている。一方、千重子の生き別れた双子の妹・苗子は、京都のはずれにある北山杉の里で林業を営んでいるが経営難に悩まされていた。ある日苗子は、美術を学ぶためフランスに留学中の娘・結衣に会うためパリを訪れる。同じ頃、舞も日本文化を披露するイベントに参加するためパリへ行くことになり、2組の母娘の人生が初めて交差する。
この空の花 長岡花火物語
Makeup Artist
新潟県長岡市に暮らす昔の恋人だった教師の片山から、生徒が創作した「まだ戦争には間に合う」という名の舞台と花火を見てほしいと手紙で伝えられた地方紙記者の玲子。その機会を生かし、彼女は東日本大震災の被災者を迅速に受け入れた同地の様子も見て回ることに。市内を旅する中で不思議な出来事と人々に次から次へと遭遇する玲子は、それらすべてが空襲や地震から立ち直ってきた長岡の歴史と密接にかかわってくることに気付く。やがて彼女の旅は、過去、現在、未来といった時間を超越したものへと変わっていく。