Kiyoshige Hirai

参加作品

花園の迷宮
Sound Effects
昭和17年、秋元多恵が主人を務める横浜の遊廓ホテル福寿老に、美津と冬美の姉妹が売られてくる。その翌日、多恵の夫の市太郎が他殺体で発見され、ボイラーマンの荘介も腹を刺されて重体になった。カナダから帰国した市太郎の姉のキクは多恵が犯人に違いないと証言、警察も多恵を拷問するが、回復した荘介の証言により多恵は釈放された。だが今度はキクが殺され、キクに客を取らされ投身自殺した美津の遺体も見つかった。すべての部屋の会話が地下のボイラー室で盗み聞きできることに気づいた多恵は、荘介が犯人だと知り激しいショックを受ける。
火宅の人
Sound Recordist
家庭を捨て、新劇女優と同棲するなど、苦悩を抱えながらも自由奔放に生きた放浪の作家・壇一雄の自伝的同名小説を「蒲田行進曲」の深作欣二監督が映画化した人間ドラマ。作家・桂一雄は、先妻に先立たれ後妻としてヨリ子をもらう。ヨリ子は腹違いの一郎をはじめ5人の子どもを育ててきた。が、子どものひとりが日本脳炎にかかり重い障害が残ってしまうと、怪しげな宗教にすがるようになっていく。同じ頃、一雄は新劇女優の恵子の虜になり、やがて家を出て恵子と同棲を始める……。
二代目はクリスチャン
Sound
六甲山にある聖サフラン教会のシスターである今日子がオルガンで賛美歌を演奏している。天竜組の二代目の天竜晴彦はヤクザでありながら、その端正な美しさから今日子に惚れ抜いており、子分にクリスチャンの洗礼を受けさせてしまった。また晴彦同様、今日子に恋心を寄せる刑事の神代は、実家が天台宗の寺で、これまた厚いカベが。ところが今日子自身はというと、ある嵐の日に運命的に出会った英二に密かに想いを寄せていた。周囲の人々の思いが交錯する中、今日子の運命は思いがけない方向へ進み始めるのだった。
北の螢
Sound Recordist
Set in the icy wilderness of Hokkaido during the early days of the Meiji era, where the brutal warden of Kabato Prison terrorizes convicts sentenced to forced labor to build the roads needed to open up the territory.
鬼龍院花子の生涯
Sound Recordist
土佐の侠客である鬼龍院政五郎は、大正10年に松恵という養女を取った。松恵は政五郎の身の回りの世話をしながら成長する。政五郎は末長という男と対立していたが、末長の妻が経営する料亭からさらった娘つるを妾にした。つるは翌年、政五郎の娘を出産。娘は花子と名付けられた。花子が女学生になったころ、政五郎は高校教師の田辺と知り合い意気投合、十六歳になった花子の婿にしようとする。しかし田辺は松恵と愛し合うようになっていた。