Fūka (voice)
学校での居場所をなくし、家に閉じこもっていた中学生・こころの目の前で、 ある日突然、部屋の鏡が光り始めた。 輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。 そこには、こころと似たような境遇の7人が集められていた。 城の中には秘密の「鍵」が隠されており、その鍵を見つけた者は、何でも願いが叶うという― なぜこの7人が集められたのか。鍵はいったいどこにあるのか。 すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる―
杉本タエ子のもとに娘の夏希と孫のみずきが越してくる。タエ子はみずきにかつての自分を重ねる――父が買ってきたパイナップルの苦い味、テストの悲惨な点数、学芸会で目醒めた女優魂――そしてタエ子は、あきらめていた夢を再び追う。「私、舞台に立ちます」オーディションを受け稽古に打ち込むタエ子。だがその矢先、公演を予定していた劇場が倒産してしまう。
Kiki (child)
キキは魔女である母親コキリと普通の人間である父親オキノとの間に生まれた、13歳の女の子。彼女は「13歳の満月の夜に旅立ち、魔女のいない町で1年修行する」という古くからの決まりに従い、“ひとり立ち”の旅に出る。彼女はきれいな海に囲まれたコリコの町にたどり着き、風車小屋に隣接するグーチョキパン屋を経営する心優しいおソノと主人のフクオ夫婦に出会う。キキはホウキに乗って空を飛ぶ“お届け屋”の仕事を始める。