Gorô Ôura
名優・高倉健が、降旗康男監督とコンビを組んだ20本目で、高倉健の遺作となった作品。
富山の刑務所で指導教官を務める倉島英二に、亡くなった妻・洋子から届いた絵手紙。そこには今まで知らされることの無かった“故郷の海に散骨して欲しい”という洋子の想いが記されていた。その真意を知るために、故郷へ向けて車で一人旅を始める英二。その旅は富山[4]から始まり飛騨高山、京都、瀬戸内、下関、北九州市門司区、そして洋子の故郷である長崎県平戸の漁港・薄香へと続く。風光明媚な地で出会うさまざまな人々と、さまざまな人生。出会いと別れ。そしてそれは英二が洋子の深い愛情に改めて気付かされる旅でもあった。
Akio Sasaki
長野県松本市にある「松本少年刑務所」の所内には、義務教育を終えていない受刑者のための公立中学校「松本市立旭町中学校桐分校」がある。そこに、石川順平が赴任する。順平は、プロの写真家になりたかったが、夢を捨てて公務員となり少年院で5年間教鞭を取っていたが、今春、桐分校で副担任の職に就くこととなった。 この年、全国の刑務所から来た生徒5人が入学したが、年齢は様々で最年長の佐々木昭男は76歳、ジャック原田は66歳、川田希望は50歳、小山田善太郎は39歳、最年少の龍神姫之丞は22歳。5人とも、色々な事情で満足に教育を受けておらず、ほとんどは読み書き計算も出来ないのであった。
Shigeo Kanemoto
Stuck in a fishing village in Hokkaido, Tadao's grand-daughter Haru is desperate to visit Tokyo, a trip Tadao is reluctant to make.
Shinjiro Chiri
東京に住む昴としずくの兄妹は、母親・夏子の入院をきっかけ、5年前の離婚以来、北海道で暮らす野生動物救命所の獣医にして父である大慈が2人を迎えるが、ほとんど生活を共にしたことのない父との生活に兄妹は戸惑いをみせる。しかし、美しい大自然やたくさんの野生動物たちとの出会いと触れ合い、そして大慈の妹で動物カメラマンの千恵や牧場で働く拓馬の優しさによって、寂しさを徐々に吹き飛ばしていく。ある日、しずくは一人ぼっちの子犬に出会う。“ウルル”と名付けたその子犬との幸せな日々は、いつまでも続くのだと思えたが、野生動物保護協会の分子生態学者・長谷部からウルルは犬ではなく絶滅したはずのエゾオオカミの子供の可能性く、しかるべき機関で預かるべきだと聞かされる。しかし、ウルルを預けてしまえば、もう二度と会えないと思った昴としずくは、母親オオカミの元へ返そうと、ウルルを連れて旅に出る。「オオカミの国」と呼ばれる伝説の“ホロケシ”(アイヌ語で“オオカミの棲むところ”の意)を目指して。
Company president Hashiba
第二次世界大戦が回避された架空の昭和24年。日本は19世紀から続く華族制度により極端な格差社会が生まれていた。職業の変更は禁じられ、恋愛の自由もなく、結婚は同じ身分の者同士でのみ許されていた。 帝都・東京では怪人二十面相が富裕層を狙う犯罪を繰り返していた。その二十面相は学術会議で革命的な新エネルギー機関・テスラ装置の模型を盗み、今度はテスラ装置を奪うと大胆に宣言したことから、警務局の浪越警部は名探偵・明智小五郎に捜査を依頼した。一方、サーカス団で働く軽業師・遠藤平吉はふとしたことからカストリ雑誌の記者に化けた怪人二十面相にだまされ、彼の替え玉に仕立てられたために二十面相として軍憲(この世界における警察)から追われる羽目になってしまう。平吉は疑いを晴らすために、自らも二十面相になり、本物の二十面相と対決することになる。
Kabe
世界情勢が緊張を帯びてきた昭和15年。ドイツ文学者の父・滋(坂東三津五郎)が、反戦を唱えたとして逮捕されてしまう。悲しみにくれる母・佳代(吉永小百合)と2人の娘(志田未来、佐藤未来)だったが、父の教え子や親類、近所の人たちに支えられ、明るく力強く生きていこうとする。
This film is about a train departing Osaka Station at midnight to an unknown destination. The people on this train all have some difficulties in their lives, and they end up on this train. Hanoko is suicidal, Yuka has caught her boyfriend with another woman, Michiru is aimless, Mr. Wakabayashi has just been fired, and one other man just lost his wife. They take the train to Kazumachi, a small village. They decide to stay and enter a small world of discovery about themselves, courtesy of the inhabitants of the village, all of whom are engaging.
Usaburou Sugawara
『トリック 劇場版』の堤幸彦監督が、山本周五郎賞を受賞した荻原浩の同名小説を渡辺謙、樋口可南子共演で映画化したドラマ。若年性アルツハイマー病に突如襲われた50歳の働き盛りのサラリーマンと、そんな夫を懸命に支えようとする妻との絆を綴る。 広告代理店に勤める49歳の佐伯雅行。仕事も充実し、一人娘の結婚も控え、公私ともに忙しくも幸せな日々を送っていた。ところが最近になって急に物忘れが激しくなり、不安になって病院を訪れた佐伯は、そこで衝撃の事実を告げられる。医者が下した診断は“若年性アルツハイマー”というものだった。やり場のない怒りと不安に苛まれる佐伯。だが、そんな夫を妻の枝実子は静かに受け止め、2人で一緒に病と闘い続けようと覚悟を決めるのだった…。
Izo is an assassin in the service of a Tosa lord and Imperial supporter. After killing dozens of the Shogun's men, Izo is captured and crucified. Instead of being extinguished, his rage propels him through the space-time continuum to present-day Tokyo. Here Izo transforms himself into a new, improved killing machine.
General Kamijo
50年続いた大戦に勝利した大亜細亜聯邦共和國。ところが、その繁栄の裏側では様々な病気が人類を脅かしていた。そんな中、重い病に苦しむ妻・ミドリの為に、人間のあらゆる部位を自在に造り出す“新造細胞”理論を提唱していた東博士は、軍部の援助により本格的に研究を開始するが、実験場から新生命体“新造人間”が誕生。大多数は軍によって始末されるも、生き延びたブライキング・ボスら数名の新造人間たちは、生きる為に容易に戦いの道を選んでしまう人類の世界を破壊しようと、攻撃を仕掛けて来た。再びの戦火。それを収めるべく立ち上がったのは、先の大戦で戦死し、新造細胞によって蘇生した東博士の息子・鉄也だった。
Pawnbroker
カネシロヒデノリは在日韓国人の高校生。小さい頃からいじめられっ子だったヒデノリは、さしたる目的も持てず無為な毎日を過ごしていた。ある日、彼の姉ナナコが手首を切って自殺した。ヒデノリは姉に一度でいいから祖国を見せてやりたいと無謀な計画を思い立つ。ひょんなことから知り合った強迫性障害で盗癖のあるエキセントリックな少女、由美と、渋谷でブラブラしている24歳のチーマー、タローがその計画に加わる。彼らは亡くなったナナコの遺体を病院の霊安室から盗み出すと、白いオンボロマークIIに乗り込みひたすら西を目指して走り始めるのだった。
Tsutomu Minagawa is set to retire; the organized business life, a perfectly normal family living in a two-story house with a garage, the once unstoppable routine is about to close down forever. However, Tsutomu's last day changes him forever, as a car accident leads to his new purpose and sets him on a mission to clean every traffic mirror in Japan in order to save lives.
Shizuka (Mami Nakamura) is a young school teacher. She moves to a small village by the sea, near her own home country. The elementary school she is assigned has only 20 students. But her last assignment was not very successful and she has lost the confidence. One day, a student finds a white ship sailing on the sea, far from the school. They begin an investigation and finally identifies the ship. It's a cruiser called Rainbow Love. 'Why don't we write a letter to the captain?' Shizuka proposes. And everyone gets excited...
或る小藩。ここでは、町奉行が不明瞭な辞職を繰り返していた。そんな矢先、江戸から望月小平太なる新任がやってくる。ところが、その男には振る舞いの不埒さから“どら平太”という渾名がついていた。実際、着任する筈の期日を10日も過ぎても、彼は奉行所に出仕しない始末なのだ。しかし、それはどら平太本人が友人で大目付の仙波義十郎に頼んで、わざと流させた悪評であった。実は、彼は密輸、売春、賭博、殺傷などが横行する「壕外」と呼ばれる治外法権と化した地域の浄化にやってきたのだ。
Nakayama
2000 live-action Japanese film.
Based on the long running manga of the same name by Sadao Shouji.
Hikaru, an ordinary man, discovers a way to unleash the supernatural powers hidden inside his soul, allowing him to cure others with his newfound “ki” healing power.
Shuzo Katsuta
17年ものプロ生活でまだ一度も優勝の経験がないプロゴルファー織部金次郎、通称“織金”。妻にも愛想を尽かされた彼は、離れて暮らすとはいえ、まだ父を慕ってくれる2人の娘の存在だけが心のよりどころだった。ある時、下町のゴルフ練習場でレッスンプロとして働き始めた織金は、ゴルフ好きが集まる地元のスナック「バーディー」のマスター周や彼の妹の桜子ら町の人々に応援され、再びトーナメント挑戦を決意する。
Hotel General Manager
ヤクザにゆすられ続けるホテル、ホテル・ヨーロッパ。ヤクザの脅しに屈して簡単に金を出してしまう体質から日本中のヤクザが引っ切り無しに訪れるようになり、危機管理の甘さを露呈し、サミットの招致も断られてしまう。この状況を打開すべく、総支配人の小林は経理部の鈴木勇気、ベルボーイの若杉太郎の二人をヤクザへの対応役として任命。しかし、何の知識もない二人はヤクザを追い出すどころか火に油を注ぐ結果となり、ますますヤクザの恐喝を悪化させてしまう。見かねたホテルの幹部はついに外部からプロを雇うことになる。それが民事介入暴力(民暴)を専門とする弁護士、井上まひるであった。 まひるはヤクザ相手に経験と法律の知識を武器に堂々と立ち向かい、鈴木と若杉に「ヤクザを怖がらない」ことを教え、二人は徐々に勇気を持つようになった。そんな中、小林はゴルフ場で知り合った入内島という男性に誘われるがまま賭けゴルフをしてしまう。しかし実は、入内島はヤクザ組織の中心人物であり、賭けゴルフをきっかけとして総支配人にスキャンダルの罠を仕掛ける。 なかなか脅迫に屈しないホテルに対して入内島は街宣車を送り込むなどの嫌がらせを行う。それに対してまひるは裁判所に不作為の申請をする等、一歩も引かず対処するが、ヤクザの「鉄砲玉」によって腹部を刺され重傷を負う。怒りに燃える若杉は鉄砲玉を打ちのめすが、まひるは出血多量で病院に担ぎ込まれる。
Priest Nire
能をテーマにした取材の為、吉野の天河神社を訪れた紀行ライターの浅見光彦は、変死体で発見された能の宗家・水上流長老の殺人容疑で逮捕される。すぐに容疑が晴れ釈放された光彦はその後、水上流後継者をめぐる殺人事件に関わってゆく。
Matasaburo
天文十七年(1548年)。時代は戦国、下克上の世。越後の長尾景虎、後の上杉謙信は、兄に天誅を加えるなど冷徹な闘いぶりをみせていた。一方、甲斐の国では大きな野望を胸に武田晴信、後の武田信玄が勢力を拡大していた。戦乱の中で非情に徹することができない景虎は苦悩の末に城を捨て修行僧になる。が、晴信の無礼に遭遇した景虎は武田陣打倒を決意するのだった。
When eight-year-old Tistou is sent home from school after being unable to stop falling asleep at lessons, his father decides that he will continue his education by learning from observation of real life, and where better to start than in the garden! With the gardener Mr. Moustache, Tistou discovers he has a remarkable gift—the green thumbs: everything he touches grows into beautiful plants. His next lesson is with the stern Mr. Turnbull, manager of his father's armament factory who takes Tistou to visit the town to learn about "order." Over the course of the next few days Tistou learns many new things as he visits the town prison, the slums, and the hospital, and everywhere he tries to change the world into a better place with his new extraordinary power. Finally, he learns about war, and upon visiting his father's factory, he finds out that they supply the two countries at war with their weapons...
Chijiwa (uncredited)
男にツキをもたらす“あげまん”の女と彼女に関わる男たちとの人間模様を描いたコメディ・ドラマ。捨て子だったナヨコは芸者の置屋にあずけられ、やがて僧侶・多聞院と結婚する。多聞院の位はめきめきと高くなっていくが、しばらくして多聞院は病死。その後、ナヨコが出合った銀行員・鈴木主水もどんどん出世していく。「彼女と恋仲に落ちる男は運気が上昇する」といった噂が巷で広がりつつある中、彼女の“あげまん”ぶりに政界の黒幕である大倉善武も目を付けていた…。
Dr. Fujita
昭和20年8月6日、広島に原爆が投下された。が、当時の広島の人たちには何が起こったのかさえわからなかった。ましてその後の原爆症の恐ろしさなど。強烈な閃光がひらめいた後、青い空が黒雲におおわれ、黒い雨が降り始めた。いぶかしげに空を見上げる矢須子の白いブラウスが点々と黒くなっていく。彼女が20歳の夏だった。それから5年。矢須子は叔父・重松の生まれ故郷の村で叔父夫婦とつつましく暮らしていた。美しく成長した彼女に縁談話は後を絶たなかったが、その度に被爆者だという理由で断られてしまう。重松は自分のこと以上に矢須子のことが心配だ。そんな時、矢須子に思いを寄せる青年が現れ、結婚を前提に交際を始める。
Kyohei Imazato
ヤクザである神崎勇次(長渕剛)はかつて身を寄せた阿南連合会長の阿南(寺田農)から命を狙われていたが、最も気掛かりだったのは服役中に生まれた顔も知らない一人息子の蓮の事だった。しかし、既に早苗(永島暎子)とは離婚しており、半ば騙されたような形で会わない事を条件に飲まされていた。妹のきよ(仙道敦子)は弟分である翔(哀川翔)との結婚を控えており、気難しい勇次にとって二人はかけがえのない家族であり理解者であった。
Masayuki Orida
明治45年。実業家の渋沢栄一は、東京の町を軍事面からだけではなく霊的にも守護する“東京改造計画”を始める。しかし、東京の壊滅をたくらむ謎の男・加藤保憲は平将門の霊を呼び覚まそうとする。大正12年、加藤は関東大震災を起こすが、文豪の幸田露伴らの努力によって東京壊滅に失敗する。東京は渋沢らの手によって急速に復興するが昭和2年、加藤が再び東京に現われる。しかしそれを妨害しようとする面々が現われる。
Life and love stories of stunt men and women.
During the winter in Toyama in 1962, Tatsuo Mizushima is fretting about his feelings for his classmate Eiko Tsujisawa while agonizing about his upcoming high school examinations. When he was little, he and Eiko had heard that in April of a year when the winter has been very harsh, any couple finding fireflies together needs to get married. However, his family's situation does not allow Tatsuo to continue his worrying about such things for very much longer.
Tsuyuguchi
港町税務署のやり手調査官・板倉亮子は、管内のパチンコ店の所得隠しを発見したり、老夫婦の経営する食品スーパーの売上計上漏れを指摘するなど、地味な仕事を続けている。そんなある日、実業家・権藤英樹の経営するラブホテルに脱税のにおいを感じ、調査を行うが、強制調査権限のない税務署の業務の限界もあり、巧妙に仕組まれた権藤の脱税を暴くことができずにいた。 そんな中、亮子は強制調査権限を持つ国税局査察官(通称「マルサ」)に抜擢される。着任早々に功績をあげ、やがて仲間からの信頼も得るようになった亮子。ある日、権藤に捨てられた愛人・剣持和江からマルサに密告の電話が入る。亮子は税務署員時代から目をつけていた権藤の調査を自ら進んで引き受ける。亮子の努力が実を結び、権藤に対する本格的な内偵調査が始まる事になった。暴力団、政治家、銀行がからんだ大型脱税との戦いが始まった。
Otawara Gonzo
ある日、突如日本の首都東京を中心とする半径約30km圏が、厚さ2km、高さ150kmの正体不明の雲に覆われ外部との連絡が途絶してしまう。2000万の人々と日本の中枢機能を雲に呑み込まれ、人々は混乱に陥り日本の統治機構はたちまち機能不全となり全国知事会を基礎とした暫定統治機構(臨時国政代行組織)が樹立されるが、財政・外交を中心に問題は山積する。雲の中に家族を取り残された北斗電機の技術開発部長、朝倉達也は雲の調査から電磁波により雲に穴を開けることができるのではないかと考え、電磁波照射車両による雲への突入を決行する。
Haru, an aging scriptwriter, has isolated himself somewhere in the woods of Nagano to work on his first novel. As the last surviving member of his kin, he intends to chronicle the family he grew up in.
Buddhist priest
Travel into Japan's nuttiest apartment house and meet its volatile inhabitants: Kyoko, the beautiful and mysterious new apartment manager; Yusaku, the exam-addled college student; Mrs. Ichinose, the drunken gossip; Kentaro, her bratty son; Akemi, the boozy bar hostess; and the mooching and peeping Mr. Yotsuya.
Hiroshi Kurita (Director of Nagano Zoo)
In the winter of 1945, Sakura the elephant gave birth to a baby elephant at Tokyo Fujimi Zoo under the watchful eye of the zookeeper Shota Tanabe. Around the same time, Shota's wife, Setsuko, also gave birth to a son. Hanako, the baby elephant, grows up while deepening her bonds with elementary school students who love zoos. However, as Japan enters the Pacific War, the military orders the animals in the zoos of five major cities to be killed.
Heartbroken Ukiko takes refuge with a relative after a devastating breakup. While away, she makes a dangerous match with the husband of her frigid cousin.
Sakuji Onijima
熱海で工員、大山次郎が幼馴染の女性、山口アイ子を絞殺するという事件が起きた。大山の運命は、警視庁の名物刑事“くわえ煙草伝兵衛”こと二階堂部長刑事に委ねられる。伝兵衛は謹慎を解かれたばかりだが「大山の殺意を一級の文学作品に仕立ててみせる!」と相変わらずの見得をきる。彼をサポートするのは10年来の愛人で、明後日には他の男と結婚式を挙げる予定の水野朋子刑事と、富山県警から赴任して来た妾腹の弟である熊田留吉刑事。ただでさえ尋常でない伝兵衛の捜査室は怪しげな雰囲気に充ちている。そんなことは知らない大山の面倒を見るのは、女房殺して20年、一度だけ取り調べを受けたという牢名主の鬼島作二である。取り調べが開始されたが、注射器を持ってきてシャブ中毒にしようとしたり、伝兵衛のやり方はメチャクチャ。その上、わけのわからないヒステリー裁判長が乱入して来て暴れたり、挙句の果て、大山を置いて見場のいい過激派人質事件に三人揃ってしゃしゃり出て行ってしまう。また、熊田と妊娠中の愛人、美由紀の痴話喧嘩を無理矢理見学させられ、伝兵衛と水野の別れ話につきあわされたりと、ひどい目ばかり。水野の結婚式まで後6時間という早朝午前4時、最終取り調べが始まった。伝兵衛オリジナルの事件再現である。伝兵衛が机の引き出しに仕掛けられたスイッチを押すと、一瞬にして捜査室に事件当時の現場が現われる。水野が山口アイコに扮し、あの日の自分に戻った大山の告白が始まった。彼はソープランドのかぶせ屋におちたアイコに結婚を申し込んだが、彼女がふたりの神聖な想い出を汚すようなことを口走ったためカッとなったのだった。
Matsutaro Uemura
The life and travels of adventurer Naomi Uemura, who disappeared in Alaska in 1984. A member of the first Japanese expedition to reach the summit of Mt Everest in 1970, Uemura also accomplished several "firsts". He was the first man to reach the North Pole solo, climb Denali solo, and float down the Amazon river solo. In the film, Uemura returns to Tokyo after a stint in Siorapaluk in Northern Greenland. In Tokyo, he reconnects with an old friend and, over coffee, shares his life story - from his days as a college dropout to his successful expedition to the top of Everest.
Iwaki
The tragic story of Gonza, a handsome ladies man, set in the Tokagawa Period, a time in which appearences are very important. Gonza competes with Bannojo for the honor to perform the tea ceremony to celebrate the birth of an heir to the lord of their clan. To see the sacred tea scrolls Gonza promises to marry the daughter of the family which possesses them, even though he is unofficially engaged to another. When studying the scrolls with Osai, the mother of the house, Bannajo sneaks into the house and steals their obis and runs through the town proclaiming the two as adulterers.
Rich Old Man
長距離トラックの運転手、ゴローとガンがとあるさびれたラーメン屋に入ると、店主のタンポポが幼馴染の土建屋ビスケンにしつこく交際を迫られていたところだった。それを助けようしたゴローだが逆にやられてしまう。翌朝、タンポポに介抱されたゴローはラーメン屋の基本を手解きしタンポポに指導を求められる。そして次の日から「行列のできるラーメン屋」を目指し、厳しい修行を始める。
Oyaji
大阪ミナミで「人斬り夜叉」の異名を取った修治が暮らすのは、若狭湾に面した小さな港町。15年前のしがらみを忘れさせるほど、妻や子らと静かな生活を送っていた。ある冬、ミナミから螢子という女がやってきて、居酒屋を始める。美しい螢子を目当てに男達は店に集うが、螢子にはヒモ同然の矢島という男がいた。矢島は漁師たちに覚醒剤を唆し始める。薬を処分した螢子に逆上した矢島を止めようとして、背に傷を負う修治。隠し続けてきた、かつての修羅の痕跡でもある夜叉の彫り物が露わとなり、修治の過去が知れ渡ってしまう。
Shokichi Amamiya
ある日、俳優の井上侘助(山崎努)と妻で女優の雨宮千鶴子(宮本信子)は夫婦共演のCM撮影を行っていたが、そこに突然連絡が入る。千鶴子の父・真吉(奥村公延)が亡くなったのだ。親族代表として葬式を出さなくてはならなくなった侘助はマネージャー里見(財津一郎)の助けを借りつつも途方に暮れる。 千鶴子の母・きく江(菅井きん)や千鶴子の妹・綾子(友里千賀子)夫婦、そして真吉の兄・正吉(大滝秀治)とともに遺体を伊豆の別荘に運び、お通夜の準備に取り掛かる。葬儀屋・海老原(江戸家猫八)とともに、お通夜当日の朝を迎える侘助達。だがそこには、喪服を着た侘助の愛人・良子(高瀬春奈)がいた。
Ashigara
昭和20年9月。淡路島の国民学校。敗戦によって、この学校でも軍国教育から民主主義教育に変わり、子どもたちにも少なからず戸惑いが生じる。5年男組の担任の駒子先生は新婚直後に夫・正夫が戦死、嫁ぎ先の家に留まるべきか悩んでいた。
青函トンネルの貫通に賭けた男たちの長きにわたる苦闘と人間模様を、主演・高倉健、「八甲田山」の森谷司郎監督が壮大なスケールで描く感動のドラマ。共演は吉永小百合。
昭和29年の青函連絡船・洞爺丸の遭難事故をきっかけに、本州と北海道を結ぶ青函トンネル構想が急速に具体化する。国鉄の技術調査員の阿久津は、海底地質調査のため津軽半島へとやって来る。厳しく美しい龍飛崎の自然を背景に、トンネルの貫通に賭けた男たちの熱いドラマが展開する。
Fujikake
愛犬とのジョギングを生き甲斐とするひとりの女が、殺された愛犬の復讐のため、ただひたすら走り続ける・・・。400年前の戦国時代から現代、そして宇宙にまで舞台を広げ、見果てぬ遠い幻の夢を追い続ける人間を描くネオ・サスペンス。東宝創立50周年記念作品。
Tamada
邦彦がまち子に会ったのは、母の納骨の日の早朝だった。彼が大黒橋の上で道頓堀の絵を書いている時に、足の悪い犬を追ってきた彼女と会ったのだ。邦彦は道頓堀川に面した喫茶店「リバー」の二階に住み込み昼は美術学校に通い、夕方からは店で働いていた。「リバー」のマスター武内の一人息子・政夫は邦彦の高校時代の同級生であり、日本一の玉突きの名人になるといい武内と衝突、家を出ていた。武内は納骨を済ませたその日、精進おとしだといって、邦彦を行きつけの小料理屋「梅の木」に連れていった。邦彦はそこでまち子に再会した。彼女は店のママで、もとは芸者だが今は不動産業を営む田村がパトロンだった。その日から邦彦はカンバスにまち子と足の悪い犬の絵を書くようになった。しばらくして犬がいなくなり、邦彦とまち子は道頓堀川筋を探したが見つからなかった。そのお礼にとまち子は邦彦を夕食に誘い、その夜「梅の木」の二階で二人は結ばれた。息子の不始末を知った武内は政夫を探して、千日前のビリヤード「紅白」を訪れ、そこの女王人ユキから政夫が東京まで勝負に出かけたこと、そして、ユキがかつてビリヤードしていた武内にどうしても勝てなかった玉田という老人の孫娘であることを知らされる。武内は息子と未来を賭けて勝負しようと思い「紅白」で特訓を始めた。その頃まち子はパトロンと別れアパートを借り、邦彦と生活しようと邦彦を探し、口説いた。邦彦が学校を卒業するまでの二年間だけでいいから一緒にいたいというまち子に、邦彦は大きくうなずいた。「紅白」では東京から勝負に負けて帰った政夫と武内の試合が始まった。試合中に武内は政夫が幼ない頃、ビリヤードのために妻の体を他の男に売り、金を作ったことを告白した。父と子の争いを見ていられなくなった邦彦は外へ出ると、「リバー」の常連のかおるが、幇間の石塚に包丁を振りかざしているのを見る。それを止めようと二人の間に入るが一つきに刺されてしまう。帰りの遅い邦彦を待ちながらまち子は窓の外を見ると、いなくなったあの犬がエサを漁っていた。犬を抱き上げ頬ずりするまち子の後を、赤く点滅させたパトカーが、道頓堀の方向へ消えていった。
The president of the Japanese National Railways is found dead during a period in which train service is plagued by numerous layoffs, strikes and shutdowns. The government says that the president was murdered; the police claim it was a suicide. A quizzical reporter follows the case for years, but the basic question remains unanswered: was the victim killed by members of the burgeoning Communist movement in Japan, or was the death stage-managed by the authorities in hopes of discrediting the Communists?
Aiba
その日、警察官の英次は雪の降り続く銭函駅ホームで、妻の直子と、4歳になる息子義高に別れを告げた。離婚を承諾した直子は、動き出した汽車の中で、英次に笑って敬礼するが、その目には涙が溢れていた。苛酷な仕事と、オリンピックの射撃選手に選ばれ合宿生活が続いていたことも原因であった。傷心をひきずる中、ある日の検問中、英次の上司・相馬が英次の目前で連続警察官射殺犯“指名22号”・森岡茂に射殺された。中川警視の「お前には日本人全ての期待がわかっている」との言葉に、犯人を追跡したい英次の願いは聞き入れられなかった。テレビが東京オリンピックマラソン競技三位の円谷幸吉の自殺を報じていた。「これ以上走れない……」英次にその気持が痛いほどわかった。
Detective A
A couple originally from Okinawa run an inexpensive restaurant in Kobe, with their grade-school daughter, Fuuchan. The movie depicts the warm interaction between her and adults that grew up with the rough history of Okinawa and discrimination from the mainland. Shots partly on location at beach of Itoman, Yogi Park and Hateruma Island. This is the movie version of the well-known novel by Kenjiro Haitani.
Miyamoto
1980 Japanese film.
Masakage Yamagata
巨匠・黒澤明監督が手がけた戦国スペクタクル巨編。武田信玄の影武者として生きた男の悲喜劇を荘厳にして絢爛な映像で描く。戦国時代。家康の野田城攻めの折り、鉄砲で撃たれこの世を去った武田信玄。弟信廉は信玄死すの報を打ち消すため信玄の影武者を立てる。男は盗みの罪から処刑されるところを信玄と瓜二つだったことから助けられたのだった。だが男にとって戦国の雄・信玄として生きることはあまりにも過酷だった……。カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。
Shiba
老中・田沼意次が幕政を裏で操り、金権政治による腐敗が世にはびこる徳川10代将軍・家治の時代。市民生活の舞台裏では、金で殺しを請け負う“闇の狩人”たちが暗躍していた。ある事件をきっかけに記憶を失っていた浪人の谷川はひょんなことから闇の狩人の元締めのひとり、五名の下で働くようになる。やがて五名は、元北前藩の悪徳家老・下国左門から、お家再興を願う元藩士たちを亡き者にするよう殺しの依頼を受けるのだが…。
Patrolman Kano
パスポートの写真を撮る為に写真館へ赴く金田一。そこから事件が始まる。写真館を訪れた金田一にその写真館の主人・本條徳兵衛(小沢栄太郎)は殺されそうになったので調査して欲しいと依頼する。金田一が写真を撮ったその日、女性(桜田淳子)が写真館を訪れる。その女性は「結婚写真を撮りたいのである場所に夜来て欲しい」と告げ、消えて行った。そのある場所とは他に正式な名前がありながらある時から「病院坂」と呼ばれる様になった場所にある誰もが空き家と考えていた家であった。
「男はつらいよ」シリーズ第22作。旅の途中、静岡県の大井川にかかる蓬莱橋で雲水(大滝秀治)に、“女難の相”があると見立てられた寅さん。早速、失恋した小島瞳(泉ピン子)を慰める。さらに、木曽路をゆくバスの中で、博の父・飈一郎(志村喬)と再会。「今昔物語」を例えに“人生の儚さ”を教えられ、柴又へ戻ってくる。ちょうどその頃、とらやには、美しい女店員・荒川早苗(大原麗子)がつとめていた。美人の出現に「今昔物語」もなんのその、張り切る寅さんだったが…
国営放送の報道部員・南は、京都で開催された国際科学者会議でUFOの実在を訴えた直後に失踪した兵藤博士の行方を追ううちに、世界各地にUFOが頻繁に現われ、それと遭遇した人間の血が青く変質する事実を知る。南はその事実を報道しようとするが、放送局に政府の圧力がかかって頓挫せざるを得なった上に左遷させられる。青い血の人間が世界中で急激に増加する事実を各国の政府が隠匿する裏には、異星人への疑いに不安を膨れ上がらせた主要国指導部による陰惨極まりない謀略が隠されていた。世界規模で人権の一切を否定された青い血の人々に降りかかる惨劇の数々。そしてそれは悲劇への道でもあった。
Yamada
「柳生一族の陰謀」の深作欣二と萬屋錦之介が忠臣蔵に挑んだ大型時代劇。様式美にとらわれないドキュメンタリータッチの作風で描く。 吉良上野介に対し刃傷に及んだ浅野内匠頭が切腹させられ、赤穂はお家断絶となり、領地を召し上げられてしまう。大石内蔵助は家臣たちから誓紙血判を集め、仇討ちの準備を始める。
Kimura, Bank Clerk
東京から急行列車で3時間を要するある地方で、32歳の竹中宗吉は、ようやく、印刷屋の主になるところまで漕ぎつけた。狐のような顔をした妻・お梅との間に、子供はなかった。商売の順調な宗吉は、ある時、料理屋の女中・菊代に惹かれる。何とか菊代を養えそうな気がした宗吉は、彼女と関係を持った。好きな女を囲う身分になれたという充足は出世感に近かった。菊代との間には、3人の子供ができた。しかしその後、近代的な印刷会社の進出や火事により、宗吉の商売は零落する。宗吉から生活費の貰えなくなった菊代が、3人の子を連れて、宗吉の家に乗り込んだため、お梅にも事態が露見する。お梅の仕打ちと女房の前に竦んだ宗吉の腑抜けぶりに、菊代は怒り、出て行ってしまう。3人の子供が残されるが、女房の睨む中、弟は病死、妹は行方不明になり、兄も命を狙われる。
Noguchi
岩手で不審なトラックを追跡したパトカーが銃撃される事件が発生。陸上自衛隊の警務部長・江見は、内閣調査室の利倉とともに捜査を進め、一部の自衛隊員によるクーデター計画《皇帝のいない八月》の存在を知る。同じころ、かつて江見の部下だった藤崎はクーデターに加わる一部隊を率い、博多発東京行きの特急さくら号を乗っ取る。だが政府による鎮圧作戦が始まり、藤崎の隊は孤立。藤崎は最後の手段で乗客たちを殺すと脅す。
Sukune
This extraordinarily complex film is not only a send-up of every samurai film ever made, it is also an extrapolation of the value of life. The Yamatai, represented by Prince Susano-O and elderly advisor Sumuke, hire Yumihiko of Matsuro to hunt the phoenix so that Queen Himiko, sister of Susano-O can have eteranal life.
Ichiro
関東ヤクザの一大勢力、東竜会幹部の加納は、東竜会を関西連合と合併させようと画策していた兄貴分の松岡を殺すはめとなり、まだ幼い松岡の娘・洋子の世話を舎弟の南に託すと、旭川刑務所に送られる。それから15年後、服役を終えて加納は出所するが、彼の不在の間に東竜会の連中はすっかり様変わりしていた。服役中、ブラジルにいる伯父と偽って洋子と文通していた加納は、すっかり美しく成長した彼女の姿を目の当たりにする。
In this crime thriller produced by Toshiro Mifune (who has a supporting role), hard-boiled Shiro Akitsu goes on a relentless search for his abducted 7-year old daughter, with the aid of an Ainu dog summoned by a whistle she gave him.
Lawyer Kano
「…彼女は女王蜂である。慕いよる男どもをかたっぱしから死にいたらしめる運命にある。…」 昭和26年、月琴島で育てられた大道寺智子は18歳になり、父・大道寺欣造の住む東京の屋敷に引き取られることになっていた。その欣造宛てに奇妙な手紙が届き、智子を呼び寄せてはいけないと警告していた。手紙は月琴島で19年前に起こった学生の事故死にも触れ、「あれは果たして過失であったか」と疑問を投げかける。不安を感じたらしい欣造は金田一耕助に調査を依頼。金田一は智子の後見人として月琴島に渡り、智子の東京行きに同行することになる。 一方、智子は、東京行きの直前のある日、椿の根元から開かずの間の鍵を見つけ出した。好奇心に駆られた彼女が、開かずの間の中で見たものは、血のついた月琴であった。 島を出て、伊豆のホテル松籟荘に着いた智子の前に、大道寺欣造、文彦らのほか、欣造の薦める3人の婿候補者(遊佐三郎、駒井泰次郎、三宅嘉文)と、謎の手紙で呼び出された多門連太郎が現れる。智子を巡る争いのうちに、惨劇の幕が開かれる。
Dr. Matsuzawa
スターウォーズブームの中製作された、映画「海底軍艦」の宇宙版リメイク。1980年代、世界各地でUFO騒ぎがおき、また電波障害により大混乱が発生した。これを宇宙からの侵略の前兆と捉えた国連宇宙局・宇宙防衛軍 (UNSF) は、宇宙防衛艦の設計建造を滝川正人に依頼、一方で隊員の訓練を開始した。しかし次第にその騒ぎは収まり、滝川は平和な地球には必要ないとして宇宙防衛艦の建造を中止、退任してしまった。 1988年秋、再びUFO騒動と大規模な通信障害が発生。国連宇宙局の三好は宇宙防衛艦「轟天」を完成させる使命を帯び、滝川を説得するため日本に帰還する。滝川は消極的だったが、彼を暗殺しようとした刺客から三好、室井、冬木によって救われる。さらに、宇宙ステーション・テラが「巨大なローマ船」という通信を残して爆発。国防軍は滝川に轟天の建造の再開と乗員の編成を要請する。 敵のUFOヘル・ファイターによって世界各地の大都市と地上の国連軍基地が壊滅状態となる中、滝川は隊員達を再招集、太平洋マウグ島で轟天の完成を急ぐ。侵入した工作員の妨害も排除しつつ轟天は完成、地球上を飛び回っていたヘル・ファイターを全滅させ、侵略軍の前線基地がある金星へと進撃を開始する。しかしその途中、三笠の遺体に扮して侵入した敵兵によって滝川の娘・ジュンが拉致されてしまう。三好は冬木達とともに、敵艦の心臓部爆破とジュンの救出のため大魔艦に潜入する。
Suwa
東京で暮らしている青年・寺田辰弥は、自分を探していた母方の祖父・井川丑松が目の前で変死したことを機に、生まれ故郷の八つ墓村を訪れる。そこは戦国時代、村人たちによって8人の落ち武者が惨殺されたという忌まわしい歴史をもつ土地だった。帰郷した辰弥の周りでは次々と奇怪な殺人事件が起こり…。 横溝正史の同名ミステリー小説を、巨匠・野村芳太郎監督が映画化。渥美清演じる名探偵・金田一耕助が事件の謎を解き明かす。
東京の高級ホテルのエレベーターで黒人男性が殺された。“ストーハ”という言葉と、西条八十の詩集を残して。捜査線上に見え隠れするファッションデザイナー八杉恭子とその息子。黒人男性の過去を追って渡米する棟寄刑事。八杉と黒人男性の意外な関係、そしてアメリカの刑事と棟寄刑事の関係が明らかになる。
Set in the time of steam locomotives and covering a period of almost 30 years, this sensitive film tells the story of the wife of a railroad worker in the northern part of Japan. The ferocious local class restrictions work to keep her husband in his place, as does his lack of education.
Gihei Kito
友が託した鬼頭千万太の遺書を携え、金田一耕助は”獄門島”に降り立った。三人の義妹の行く末を案じながら死んだ鬼頭千万太の通夜の日に、第一の事件は起こった。末娘・花子が梅の古木に逆さ吊りにされ殺されていたのだ。続いて二番目の妹・雪枝が、寺の鐘の中で死体となって発見される。そして遂には……長女・月代までもが残酷な死に様を残した。いったい誰が、何のために? この猟奇的な事件を追う金田一は、千万太の父、嘉右衛門の残した三つの俳句の謎につきあたる。この見立て連続殺人の意味するところは──。そして、真犯人は?https://www.themoviedb.org/movie/371320
Tanuki
1977 Shochiku adaptation of Natsume Soseki's novel.
Colonel Nakabayashi
明治34年 ロシアとの戦争が差し迫っている中、ロシアの厳しい冬の気候での戦闘経験の乏しい日本軍は寒冷地での戦闘訓練の必要を痛切に感じていた。そこで極寒の気候である青森県八甲田山において雪中行軍演習を執り行うことを決定した。雪中行軍において既に実績を持つ青森歩兵第五連隊神田大尉および第三十一連隊徳島大尉に真冬での八甲田山行軍遂行命令が下る。事前の予備調査では少人数で天候にも恵まれていたため特に問題とはならなかったが、これが冬の八甲田山を軽視する方向に進んでいってしまう。八甲田行軍が始まると事前調査とは比べ物にならないほど天候が荒れ始め、気象記録から過去最大級の低気圧が接近しているため演習の中止を進言する神田大尉であったが、演習責任者である彼を差し置いて同行していた上官は演習中止を許さず冬山を軽視したまま極寒地獄の修羅場となる八甲田山へ死の行軍を続けてしまうのであった…
Teacher Inagi
21-year-old Hideo Ishida is a reckless young man. Today again, he took part in a car race with a stolen driver's license and a car belonging to the junkyard. But unfortunately, things go wrong and after a collision with another car, the seriously injured Hideo is taken to the hospital. Here he meets the nurse Yuki Kobayashi. Yuki is the opposite of Hideo. During the day she works as a nurse and in the evening she studies hard. However, Hideo's behavior leaves an unforgettable impression on Yuki and the two soon develop an intimate friendship ...
Dr. Gondô
岡山と兵庫の県境にある山村・鬼首村。そこに村出身の人気美人歌手・別所千恵が帰省して以来、恐ろしい殺人事件が連続して発生する。しかも一連の事件は、村に古くから伝わる手毬唄の歌詞の通りに行なわれていることが判明する。私立探偵・金田一耕助は、どうやら事件の原因に仁礼家と由良家という村の旧家同士の確執があることを察知し、20年前にやはりこの村で起きた殺人事件の謎へと遡っていく。
Akaza
Older brother younger sister.
Oyama Shinkan
旧家の名士犬神佐兵衛の遺言状が公開されるが、莫大な遺産の相続者は佐兵衛の恩師の孫娘である野々宮珠世と結婚した者と記されていた。佐兵衛の孫にあたる3人の男はそれぞれ珠世を我が物にしようと企むのだが、やがてそれは連続殺人事件へと発展していく……。
Horror film based on the story by Ryunosuke Akutagawa.
Meet Saotome Ai, a high school girl from a well-to-do family. When she was a small child, she was in an accident that resulted in a young boy being permanently scarred between his eyes while she emerged unscathed. The young boy saved her life and although she never knew who he was, she never forgot him. Meet Taiga Makoto, a young man with a scar between his eyes who has had a rough life, but has emerged as a rough, tough bully - a thug and a brawler and about as rude as they come - all of which he blames on the incident that gave him his scar. When Ai and Makoto run into each other again, Ai feels guilt for what Makoto has become and decides to intervene and rehabilitate him. But is he a diamond in the rough, or just a bully?
「男はつらいよ」シリーズ第17作。上野の飲み屋で、みすぼらしい老人と出会った寅さんは、気の毒に思いとらやに連れて来てしまう。その老人は、日本画の大家・池ノ内青観(宇野重吉)だった。世話になったお礼として青観が描いた絵をめぐり、とらやでは大騒動が巻き起こり、寅さんは旅に出ることに。ところが兵庫県龍野で、寅さんは青観と再会、市長の接待を受け、芸者ぼたん(太地喜和子)と意気投合。しばらくして、ぼたんが、客だった鬼頭(佐野浅夫)に貸した二百万円を踏み倒されそうになって、上京。あまりにも理不尽な事態に、憤慨した寅さんは・・・
This appears to be a labor of love. Its about a village which is given the opportunity to put on a musical. They would have to pay the overhead and, being that they are farmers and always busy and not rich, question the wisdom and feasibility of such an idea. A spokesperson for the acting troupe Ms. Kono lays out the whole thing and they must decide. You get little slices of rural life in Japan far, at least in sentiment, from Tokyo. The best thing about this film is that it has heart. The acting is good, but it is really about the simple storyline of outing on a show. Films rarely get made with such simplistic plots these days. Enjoy this little slice of what city people call “the simple life”.
Japanese drama film.
Tonami Yoshinori
西村寿行の同名小説を原作としたサスペンスアクション作品。 検事の杜丘冬人は新宿の雑踏で見知らぬ女から「金品を盗まれ強姦された」と告発され緊急逮捕されてしまう。他の男も「カメラを盗まれた」と供述、逮捕に必要な証拠も揃っていた。自分にかけられた罠を取り除くため、現場検証の場から逃走を図る冬人。女の正体をつかみ彼女の郷里へ向かうが、すでに女は殺されており、冬人は殺人犯として追われることに。日高山中に逃げ延びた冬人は、自分をはめた真犯人が政界の黒幕である長岡了介ではないかと思い始める。
A bad cop is engaged in a violent chase to catch a yakuza boss. In his absence his wife runs away with another man, who turns out to be the very same man that her husband is hunting. Once he discovers this, he loses his nerve and turns in his badge. But the chase turns into a personal vendetta where the ex-cop plans to wipe out the entire gang.
「男はつらいよ」シリーズ第16作。寅さんを訪ねた女学生・最上順子(桜田淳子)は、もしや寅さんが実父ではないかと、さくらたちを困惑させる。ひと騒動あって、寅さんはまたもや旅の人。その間に、御前様の親戚の大学助手の筧礼子(樫山文枝)がとらやに下宿することになる。柴又に戻ってきた寅さんは、俄然向学心に燃え、礼子が家庭教師となる。伊達眼鏡をかけて猛勉強する寅さんは、やがて礼子の恩師・田所教授(小林桂樹)と意気投合する。その田所は礼子に思慕を寄せていた…
Tokugen
ジャズ、銃声、GI、闇市・・・殺しと略奪が支配する非情の街、神戸。敗戦後間もないこの無法地帯に、雑草のごとく誕生したギャングの一団があった。横暴を極める極悪人たちを震え上がらせるこの一味が、その日限りのマシンガン、カービン銃、ハジキ、バズーカ砲をブッ放し、非情なまでに暴れまくる!
昭和39年夏、与党・民政党の総裁選挙が行なわれ、現総裁にして内閣総理大臣の寺田政臣と最大派閥の領袖・酒井和明の一騎討ちとなった。数で劣る寺田総理が率いる寺田派は党内切っての実力者で副総理・広野大悟の派閥と協調して必勝を図った。その段階において両陣営とも票集めに10億円以上の実弾を投入した。中には広野派の神谷直吉代議士のように両陣営からちゃっかり戴く者もいた。激烈な選挙は僅差で寺田の三選で幕を閉じた。 それから数日後、金融業を営む石原参吉の元に内閣官房の西尾貞一郎が訪れ、星野康雄官房長官(寺田派)の名刺を持参したうえで秘密裏に資金を用立てて欲しいと告げる。ところが石原はこの申し出を断るものの星野の名刺を持ち去る。金融王として裏の世界を渡り歩いた石原は直感的に星野の周辺に何らかの疑惑があることを思いつき、星野の周辺を洗い出し始めた。その過程で寺田総理の郷里・九州の福流川ダム建設を目論む竹田建設と発注元の電力開発株式会社(小説では電力建設株式会社)若松圭吉副総裁の一派の談合と汚職の存在が浮かび上がる。
Iguchi
Remake of 1949 film
Hiroshi, a small-time racketeer, makes a name for himself extorting vulnerable companies and their directors for financial gain.
Personal tale of Okita Soji who fights to survive in a world without pity in the merciless era of the downfall of the Tokugawa Shogunate.
昭和12年。刑務所で同じ釜の飯を食った錠吉と玄造がともに出所。錠吉は、兄貴分を殺した仇敵を捜し求めて、売春宿に身を落とした兄貴分の女房を訪ねるが、既に彼女は死亡。そこで出会った売春婦のサキエから、自分を助けてほしいと頼まれた錠吉は、折しもその売春宿に遊びに来ていた玄造と一致協力して、サキエを足抜けさせることに成功する。やがて3人は、ひょんなことから知った海底に沈む財宝探しに夢中になる。
About small time gangster Asakichis chaotic life in the 1930s. His gambling addiction means that he must not continue working in the family business. Instead He supports himself on arranging cockfights. He becomes ex-geisha Okinus patron and lover, and goes directly into disfavor with the Yakuza.
Abbot Jikei
In the fifth film of the Lone Wolf and Cub series, Ogami Itto is challenged by five warriors, each has one fifth of Ogami's assassin fee and one fifth of the information he needs to complete his assassination.
When 150 guns are stolen from Iwakuni base and two police officers are shot dead, a detective criminal tries to find out the truth.
Sukegoro Iioka
After accidentally causing the death of an old lady, Zatoichi tries to do right by buying the lady’s daughter’s freedom from a brothel - but this causes more problems than solves them.
Japanese youngsters enduring hard training in Recruit Camp and then going to Iwo Jima in the last days of World War II.
A man who survived the war carries the will of his comrades in arms, walking across the country visiting the bereaved families.
Nishino
A detective is charged with investigating a bank corruption scandal.
A doctor investigates the murders of several women at a lakeside resort. His investigation leads him to believe that a vampire is responsible for the murders. He sets out to track the vampire down.
Katagiri
Horror story about a girl who is shadowed by an invisible man.
Japanese crime movie.
Tadayoshi Kanamori
Japanese crime movie.
Saeki
A crime story (with strong elements of comedy) that pits a determined detective against a gang of pickpockets in Osaka. The detective (played by Keiju Kobayashi) and the leader of the gang (played by Norihei Miki) have an interesting wartime backstory together that fuels much of the story.
"Young People" is a story about the lives of four brothers and a sister, Sato. After the death of his parents, the older brother, Taro, who works in construction, decides to replace them. The second brother, Jiro, is a truck driver. The third, Saburo, is a student, dreams of a better future for the whole family are connected with him, with his career. Brothers and sisters are fighting to give him a higher education. And, finally, the youngest of the brothers, Suekichi, is also going to enter the university after graduation. The life of the Sato family is complicated. Taro is kind, but limited, not always able to find a common language with his brothers and sister Orie. The girl cannot stand the despotism of her brother, leaves her home and goes to work at the factory. With her departure, everything in the house goes upside down. Suekichi fails her university entrance exams, Orie is forced to return to her family.
On a cold winter day, Goro Fujikawa (Tetsuya Watari) and Masahiko murder the mob boss of Meishin-Kai. The deed costs them time in prison, but Goro had no shred of regret. When Goro is released 2 years later, Masahiko is dying in prison hospital and entrusts his last wish; "find my sister and take care of her." Goro leaves as a free man with a mission, but soon finds that he might have been better off in jail.
Karasawa
When a US army sergeant is found drowned in Tokyo Bay, an investigation is launched to determine how and why he lost his life. The investigation uncovers a black market scheme involving counterfeit money, murder, and conspiracy.
Koji Himuro, a brilliant gambler, was killed by his brother and lover for discovering cheating gambling. As a result, he vows never to roll the dice, but gets involved in the incident everywhere he goes. The first in the "Black Gambler Series". The feature of this series is that the existing gag was mainly created by accumulating lines and small actions, but in this series, gag is done by exaggerated gimmicks. Film critic Hideo Nishiwaki points out that it may be the influence of the 007 movie series.
Old Man at the Junk Shop
Akira, a young, jazz-obsessed drifter, returns to his squat, a ruined church, and finds Gill, a wounded African-American GI, on the run after the death of a white GI. Despite terrible misunderstandings and culture clash, Akira agrees to help Gill escape towards the sea, dodging military police along the way.
The action takes place in a city where you can live on only 100 yen a day. The "General", who indulged in gambling with his henchmen all day, he was running his business and hitting him with a taxi turned out to be a trifle for him. A unique work, filled with tears and laughter, praising the beautiful human love that blooms at the bottom of life, focused on the genius “General” who lives in the troubled city of Kamagasaki.
Judge A
A man is wrongfully accused of murder.
Shows the devastation caused by the atomic bomb, and by use of a fictional storyline, portrays the struggle of the ordinary Japanese people in dealing with the aftermath.