Yoshinobu Kanai

参加作品

PLAN 75
Akiyama
夫と死別してひとりで慎ましく暮らす、角谷ミチ(倍賞千恵子)は78歳。ある日、高齢を理由にホテルの客室清掃の仕事を突然解雇される。住む場所をも失いそうになった彼女は<プラン75>の申請を検討し始める。一方、市役所の<プラン75>の申請窓口で働くヒロム、死を選んだお年寄りに“その日”が来る直前までサポートするコールセンタースタッフの瑶子(河合優実)は、このシステムの存在に強い疑問を抱いていく。また、フィリピンから単身来日した介護職のマリア(ステファニー・アリアン)は幼い娘の手術費用を稼ぐため、より高給の<プラン75>関連施設に転職。利用者の遺品処理など、複雑な思いを抱えて作業に勤しむ日々を送る。 果たして、<プラン75>に翻弄される人々が最後に見出した答えとは―――。
残穢-住んではいけない部屋-
小説家である「私」のもとに、女子大生の久保さんという読者から、1通の手紙が届く。 「今住んでいる部屋で、奇妙な“音”がするんです」好奇心を抑えられず、調査を開始する「私」と久保さん。 すると、そのマンションの過去の住人たちが、引っ越し先で、自殺や心中、殺人など、数々の事件を引き起こしていた事実が浮かび上がる。 彼らはなぜ、“音”のするその「部屋」ではなく、別々の「場所」で、不幸な末路をたどったのか。 「私」と久保さんは、作家の平岡芳明、心霊マニアの青年・三澤徹夫、 そして「私」の夫・直人らの協力を得て、ついに数十年の時を経た、壮大なる戦慄の真相に辿り着く。 だがそれは、新たなる事件の序章に過ぎなかった―。 すべての事件をつなぐ【穢れ】の正体とは?予定調和を許さない驚愕のラストまで、目が離せない。
THE CODE/暗号
川崎にある探偵事務所5。暗号解読の天才、探偵507(尾上菊之助)は、中国人依頼者から寄せられた複雑な暗号を解くために上海へ向かう。上海マフィアに迎えられ、美しい歌姫の美蘭(稲森いずみ)と出会う探偵507。しかし、陰謀渦巻く上海の裏社会において、探偵507がたどり着いたのは思いもよらぬ真相だった。