おぼろ駕籠 (1951)
ジャンル : アドベンチャー, 履歴, 謎
上映時間 : 1時間 33分
演出 : Daisuke Itō
脚本 : Yoshikata Yoda
シノプシス
A period mystery in which an unconventional priest exposes the truth behind the bizarre death of a maid in the shogun's harem. Kinuyo Tanaka stylishly plays a constantly intoxicated geisha in this all-star entertainment film.
麦の刈入れが終わる頃。とある農村では野武士たちの襲来を前に恐怖におののいていた。百姓だけで闘っても勝ち目はないが、麦を盗られれば飢え死にしてしまう。百姓たちは野盗から村を守るため侍を雇うことを決断する。やがて、百姓たちは食べるのもままならない浪人たち7人を見つけ出し、彼らとともに野武士に対抗すべく立ち上がる……。
幕末の庄内地方。海坂藩の御蔵役を務める井口清兵衛は、夕方に仕事を終えると同僚の酒の誘いも断り真っ直ぐ自宅に帰り、家事と内職にいそしんでいた。認知症を抱える老母と幼い2人の娘の世話、そして労咳で死んだ妻の薬代や葬儀などで嵩んだ借金を返済するためだ。日々の暮らしに追われ、次第に身なりが薄汚れていく清兵衛。同僚の中には、そんな彼を陰で「たそがれ清兵衛」と呼んで小馬鹿にする者もいた。 春、清兵衛は親友の飯沼倫之丞と再会する。倫之丞は妹の朋江が酒乱の夫・甲田豊太郎に度々暴力を振るわれるため、離縁させたことを清兵衛にうちあける。
三村新之丞は東北の小藩に仕える三十石の下級武士。剣術の覚えもあり、藩校でも秀才と言われながら、現在の勤めは毒味役。張り合いのない役目に不満を持ちながらも、美しく気立てのいい妻・加代とつましくも笑いの絶えない平和な日々を送っていた。ところが、そんな平穏な生活が一変してしまう。貝の毒にあたった新之丞が、一命は取り留めたものの失明してしまったのだ。絶望し、自ら命を絶とうとする新之丞を、加代は懸命に思い留まらせるのだった。しかし、武士としての勤めを果たせなくなった以上、藩の沙汰次第では生きていくことも叶わない。そこで加代は、嫁入り前からの顔見知りだった上級武士の島田藤弥に相談を持ちかけるのだったが…。
江戸時代、海坂藩の近習頭取・兼見三左ェ門は、藩主・右京太夫の失政の元凶である愛妾・連子を3年前に城中で刺し殺すものの寛大な処分によって再び藩主に仕えることに。亡妻・睦江のめいであり、身の周りの世話をしてくれる里尾との日々の中で生きる力を取り戻す。
享保15年。藩の不正を訴え出たために藩を追われた瓜生新兵衛。追放後も連れ添い続け、病に倒れた妻・篠は、死の床で最期の願いを新兵衛に託す。それは、新兵衛のかつての友にしてライバルであり、藩追放に関しても大きな因縁を持つ人物・榊原采女を助けてほしいというものだった。妻の願いをかなえるため故郷へ戻った新兵衛は、やがてある確証を得て采女と対峙する。過去の不正事件の真相や妻の本当の思いを知る新兵衛だったが、その裏では大きな力が彼を襲おうとしていた。<名カメラマンの木村大作が、「劔岳」「春を背負って」に続く映画監督第3作として手がけた時代劇。原作は葉室麟の同名小説>
Japan, 1860. The men of the Mito clan, victims of the Ansei purge, anxiously prowl around the Sakurada Gate of Edo Castle with the intention of assassinating Naosuke Ii of Hikone, tairō of the Tokugawa shogunate and responsible for their misfortune.
幕末。東北の小藩である海坂藩の平侍であった片桐宗蔵は、母と妹の志乃、女中のきえと貧しくも平穏な日々を送っていた。やがて母が亡くなり、志乃ときえは嫁入りしていった。ある雪の日、宗蔵ときえは3年ぶりに町で再会するが、きえのやつれた表情に宗蔵は胸を痛める。きえが嫁ぎ先で酷い扱いを受け寝込んでいることを知った彼は自宅へ連れ帰り、回復したきえと共に暮らし始める。そんな時、藩に大事件が起きた。宗蔵と同じく藩の剣術指南役・戸田寛斎の門下生だった狭間弥市郎が謀反を企んだ罪で囚われ、さらに山奥の牢を破って逃げ出したのだ。宗蔵は、逃亡した弥市郎を斬るよう家老に命じられる。
アニメ映画「BLACKFOX」の連動企画で実写版として製作された特撮アクション時代劇。アニメ版の主人公の石動律花の先祖の江戸時代の女性忍者の活躍を描く「エピソードゼロ」。
武州多摩の百姓の出である土方歳三。黒船が来航し開国を要求した江戸時代末期に、彼は“武士になりたい”という思いを胸に、近藤勇、沖田総司らと京都へ向かう。彼らは徳川幕府の後ろ盾のもと、新選組を結成し、土方は討幕派勢力制圧で多大なる活躍をみせる。
真田広之扮する侍がアメリカの西部を行くウェスタン。1860年、開国を決意した幕府は、サンフランシスコに日米修好使節団の護衛を送り込む。しかし、幕府の秘密資金が盗まれ、開国阻止を目論む刺客の健吉と、艦長護衛役の忍者・為次郎は協力してその行方を追うことに。
An epidemic is spreading through the towns of Edo – it spreads via people, and if you get the fever, your face will turn red like a demon, and then you will die. There is no cure in sight, and people’s anxiety is increasing.
時の将軍である徳川家光は次男の徳松を溺愛し、長男の竹千代を亡き者にしようとしていた。竹千代は幕府の刺客に襲われるが、腕に覚えのある浪人たちに助けられ事なきを得た。元服式のため江戸城への出仕を命じられた竹千代は、石河刑部ら浪人たちに守られながら江戸城へ向かう。道中、幕府の刺客たちが次々に現れ、浪人たちは命がけで竹千代を守り続けるのだった。
ある日、城内で刃傷沙汰を引き起こした豊後羽根藩の檀野庄三郎は、厳罰に処せられる代わりに、家老の中根兵右衛門からあることを命じられる。それは、目下幽閉中の身にある元郡奉行・戸田秋谷を監視せよというもの。秋谷はかつて、とある大事件を引き起こして10年後の切腹を命じられ、その間、藩の歴史書である「家譜」の編纂作業に従事していた。庄三郎は、秋谷やその妻子と一緒に生活しながら、秋谷の見張り役を始める。
1853年のペリーの黒船来航以来、長らく続いてきた日本の鎖国制度の存続をめぐって江戸幕府の中で議論が沸騰。尊王攘夷を唱えた水戸藩主・徳川斉昭は、開国近代化を推し進める大老・井伊直弼の一派によって失脚の憂き目に遭い、以後も井伊は、安政の大獄を断行。これに憤った関鉄之介ら、水戸藩士たちは脱藩浪士となり、井伊暗殺の機会をうかがっていた。そして迎えた1860年、ついに彼らはその計画を実行に移す。
An abandoned temple in the mountains outside of the old capital city of Kyoto is the scene of a fated meeting between a traveling priest, two women, and a vicious killer. Bloody violence erupts whenever strangers approach the temple. Can the traveling priest bring his belief in the Buddha and rid the three temple residents of the devils that hold their souls?
極悪非道な大名のため主君をうたれ、敵討ちのため十一人の暗殺隊が編成された。第一、第二の決死の暗殺計画に失敗しながらも、なおも敵の大名の行列を追い続け、日光街道の山深い宿場を最後の決戦場として、命を懸けた驚くべき皆殺し作戦を決行する侍十一人。なにが彼らを狂わせたのか――!?かつてない画期的手法で描かれる集団大アクションを中心に、武士の悲劇的な側面を浮き彫りにして、時代劇の面白さ、素晴らしさを追求した野心作。
Oichi may have met her match as she vies against the evil beauty that has set her sights on destroying her. She must face numerous other challenges before confronting her greatest rival. While longing to live and love like other women, she realizes that she can never have a normal life, her sword which she holds on to like a security blanket will always come between her and such a life...
The tragic story of Gonza, a handsome ladies man, set in the Tokagawa Period, a time in which appearences are very important. Gonza competes with Bannojo for the honor to perform the tea ceremony to celebrate the birth of an heir to the lord of their clan. To see the sacred tea scrolls Gonza promises to marry the daughter of the family which possesses them, even though he is unofficially engaged to another. When studying the scrolls with Osai, the mother of the house, Bannajo sneaks into the house and steals their obis and runs through the town proclaiming the two as adulterers.
貧しい浪人の伊右衛門は、跡継ぎのいない民谷家に婿入りすることになった。病で顔がただれ、美貌を失った民谷のひとり娘・岩は、家名を残すためだけのこの縁談を嫌い、夫となった伊右衛門に心を開こうとしなかったが、いつしか真摯な彼の姿に心打たれ、深く愛し合うようになる。そんなある日、伊右衛門は上役にあたる筆頭与力・伊東に呼び出される。伊東は、かつて岩に想いを寄せながら拒絶されたことを今も恨みに思っていた。
Momotaro carries this sword into battle against injustice in shogunate Japan. Aided by ninja he must now wage a furious battle against the terrible “Ran” clan, villains in league with Ohara Ukon, a bitter samurai nursing a grudge against the shogunate. Together the ruthless conspirators will threaten the foundations of shogunate rule over Japan. Only the relentless slashing sword of Momotaro may save the nation from the Ran clan's army of killers.