桜田門外ノ変 (2010)
開国か、攘夷か。
ジャンル : 履歴, ドラマ, アクション
上映時間 : 2時間 18分
演出 : Jun'ya Satô
シノプシス
1853年のペリーの黒船来航以来、長らく続いてきた日本の鎖国制度の存続をめぐって江戸幕府の中で議論が沸騰。尊王攘夷を唱えた水戸藩主・徳川斉昭は、開国近代化を推し進める大老・井伊直弼の一派によって失脚の憂き目に遭い、以後も井伊は、安政の大獄を断行。これに憤った関鉄之介ら、水戸藩士たちは脱藩浪士となり、井伊暗殺の機会をうかがっていた。そして迎えた1860年、ついに彼らはその計画を実行に移す。
戦乱の時代。 明国の武装集団に追われる仔太郎という少年がいた。 逃げこんだ荒寺で仔太郎は、名を捨て刀を封印した不思議な浪人「名無し」と出会う。 赤池の領主と連携をとりながら仔太郎を追ってきた武装集団は、そこで名無しと対峙する。 仔太郎に隠された秘密はあまたの野心を触発し、名無しはのちの宿敵となる男、羅浪と巡り会う。 それぞれの思惑が一気に激流へと変化していく中、果たして仔太郎と名無しの運命は・・・
米ソの宇宙ロケットが、次々と行方不明になるという事件が発生した。事件の背後にスペクターの影を見いだした英国情報部は、真相究明のため、ジェームズ・ボンドを日本に派遣する。日本の情報部局長、タナカの助けを得て、ボンドはスペクターの秘密基地に潜入するが……。ボンドの宿敵、ブロフェルドをD・プレザンスが演じたシリーズ第5作。
主人公は、貧しさゆえに置屋に売られたひとりの少女。辛く厳しい日々の中で、全ての希望を見失ったとき、立派な身なりをした“会長"と呼ばれる、ひとりの紳士との運命の出会いが訪れる。「もう一度、あの人に会いたい…」儚い願いを胸に、少女は美しく変貌を遂げ、ミステリアスな輝きを放つ瞳と天性の聡明さによって、やがて花街一の芸者“さゆり"となる。そして、ついに芸者として会長と再会することになるが、その先には過酷な運命と激動の時代が待ちうけていた…。
観葉植物販売会社「サニープラント販売」で同僚の田口が自殺してからというもの、ミチの周辺では身近な人たちが次々と黒い影を残し姿を消していってしまった。 同じ頃、大学生の亮介は、”ウラヌス”というプロパイダでパソコンで噂で聞いていた「幽霊に会いたいですか」と問う奇妙なサイトにアクセスしてしまう。 次々と黒い影を残し消える人たち。不気味に変容しはじめる世界。亮介が思いを寄せていた春江も不可解な行動をとり始める。 赤いテープに囲われたアパートのドアを見つめて佇む作業員が何かをしてしまったことが始りのようだった。 親しいものたちが消えてゆき日常が崩壊していく中、ミチと亮介は出会い、共に逃避しようとするが寸前、亮介にも危険が及んでしまう。ミチはそれでも亮介を連れ、幽かな希望目指して船出するのだった。
和男 は、会社の同僚であるアキに想いを寄せている。そんなデートの最中、二人は突然何者かに襲われ見知らぬ地下室で目を覚ました。手足は拘束され、口には猿ぐつわ。完璧なる監禁、事態を飲み込むことができるハズもなく、ただただ恐怖におびえる二人の前に、医師の免許を持つ謎の男が現れた。「きみたち二人の愛に感動できれば解放するよ」と男は話す…。男は、二人に恥辱の限りを尽くし、そして命の限りの虐待を施す。それも彼らの愛情で感動を得る為だという。その地下室から、完璧なる監禁から彼らは脱出することができるのだろうか…。衝撃の結末が2人の行く末を阻む。
夜神 月(やがみ ライト)はある日、奇妙な黒いノートを拾う。それは死神・リュークが落とした、ノートに名前を書かれた人間が死ぬ「デスノート」だった。犯罪者を裁く法律に限界を感じていた月は、世の中を変えるため、ノートの力で犯罪者を次々と葬り始める。やがて犯罪者を葬る者の存在に気付いた人々は殺し屋(=Killer)の意味から「キラ」と呼び始め、キラを神と崇め崇拝する者まで現れた。 一方、警察組織はキラの行為はあくまでも連続殺人であるとし、その調査・解決のためにある人物を送り込んだ。警察を裏から指揮し、数々の難事件を解決してきた世界的名探偵L(エル)である。 天才同士の戦い、求める世界の違いから起こったこの闘いに勝つのは死神の力を持つキラか、それとも警察を動かすLか。
ビデオ制作会社を経営している青山は7年前に妻を亡くし、ひとり息子に再婚でもしたらどうかと勧められていた。ある日、青山の友人の吉川が映画制作のオーディションと称して、応募してきた中から再婚相手を探すことを提案する。応募書を見ていると青山はひとりの女性、山﨑麻美に興味を持つ。オーディションで麻美と直に会い、加速度的に魅了される青山。しかし吉川は麻美の周辺の人物と連絡がつかないことから、違和感を感じていた。麻美との出会いによって青山は究極の恐怖体験を知る事になる。
新宿のプラットホーム。楽しげにおしゃべりをする女子高校生の集団。電車がホームに入ってきた瞬間、彼女たち54人の女子高校生たちは手をつないだまま飛び降りた。同じ頃、各地で集団自殺が次々と起こり始める。“事件”なのか“事故”なのか、迷う警察。そんな中、警視庁の刑事・黒田のもとに次回の集団自殺を予告する電話が入る。本格捜査に切り替え、集団自殺をくい止めようとする黒田たちの奮闘も虚しく再び都内のあちこちで壮絶な連鎖自殺が続発する。そして、落胆し帰宅した黒田を待っていたのは凄惨な家族全員の自殺現場だった…。
仕えるべき主をもたぬ「はぐれ忍び」牙神獣兵衛は、望月藩お抱えの甲賀組忍びでくノ一の陽炎を偶然助ける。彼女は、下田村に広まった疫病の原因を解明するために仲間たちと一緒に潜入したところを、謎の忍び軍団・鬼門八人衆に襲われたのだ。仲間はすべて殺され、生き残ったのは彼女のみ。陽炎を助けたために、鬼門八人衆に狙われることになった獣兵衛は、その最中、公儀隠密・濁庵の罠にはめられ、敵の陰謀を探る羽目になる。その中で獣兵衛は、みずからがはぐれ忍びとなった過去の因縁と向き合っていく。
ヨーロッパの小国カリオストロ公国。ニセ札の噂が絶えないこの国へやって来たルパンは、悪漢に追われるひとりの少女クラリスを助けるが、彼女は再び連れ去られてしまう。実はカリオストロ公国・大公家のひとり娘であったクラリスは、強引に結婚を迫るカリオストロ伯爵によって城に幽閉されていたのだ。ルパンは既に城内に忍び込んでいた不二子の手引きで城に潜入するのだが…。
さくらたち友枝小学校6年2組は、なでしこ祭でお芝居をすることになり、夏休みを使って稽古に励んでいた。そんなある日、さくらは町中で、香港に帰ったはずの李小狼と偶然再会する。小狼の告白に対し、まだちゃんと返事をしていなかったさくらは、今度こそ気持ちを伝えようと決意。親友の知世が誘ってくれた遊園地で告白しようと計画するが、そこでさくらは、すべて封印されたはずのクロウカードの気配を感じ取る。
ホラー映画への出演が続く女優・原瀬京子はこの日、関わった者たちの悲惨な死や行方不明が後を絶たない“呪われた家”をレポートするテレビの特番にゲスト出演した。そしてその夜、フィアンセ・将志の車に乗り家路につく京子。だがその道中、彼の車は首都高速で猫を轢いてしまう。将志は猫の死体を処理せずに車を発進させるが、その時、車内には不気味な存在が紛れ込んでいた。その刹那、車は壁に激突して大破。将志は意識不明の重体に陥り、妊娠していた京子も重傷を負って流産してしまうのだった…。
・事件・から一週間、井戸の中から発見された貞子の死体が解剖された。ところが、30年前に殺された筈の彼女の遺体は、解剖の結果、少なくとも死後1年ないし2年しか経っていないことが判明する。すると、貞子は30年近く井戸の中で生きていたことになる! 遺体の身元確認にやってきた貞子の母・志津子の従弟・山村敬は、思わず貞子の怨念のすさまじさに戦慄を覚えるのだった。
暴力、セックス、ドラッグ、殺しが蔓延る多国籍街・歌舞伎町。その一角にあるヤクザマンションと呼ばれるビルに事務所を構える安生組の組長が、組の資金3億円と共に姿を消した。若頭・垣原は組長捜しに乗り出すが、その時既に組長はヤクザ壊滅を企む謎の手配師・ジジイによってマインドコントロールされた、靴の踵に仕込んだ鉈を武器とする泣き虫の殺し屋・イチに殺されていた。そのことを突き止めた垣原は、組長の仇を討つべく手下の高山や会長・中沢、イチに過去の自分を投影する鉄砲玉の金子、双子のサド刑事・二郎と三郎、敵対する組の船鬼や鈴木ら周囲を巻き込んでイチ捜しを開始。だが、実は究極のマゾである彼の目的は、やがてイチの無情な殺戮方法に対する興味へと移行していく。そして、遂にイチを捜し出した垣原は、イチに痛めつけられる期待に胸を膨らませるのであったが、肝腎のイチは不甲斐なく彼の期待に応えてはくれなかった。そこで、絶望した垣原は自らの耳に針を刺し自分を痛めつけると、イチに倒される妄想を見ながら投身自殺するのであった。
アイドルグループのチャムに所属する霧越未麻は突如グループ脱退を宣言し、女優への転身を計る。ドラマ出演でレイプシーンを演じ、さらにはヘアヌードのオファーが来るなど、アイドル時代からは考えられなかったような仕事をこなしてゆく未麻。しかし、未麻は現状への不満を募らせ、アイドル時代の自分の幻影さえ見るようになる。そんな疑問を抱く中、未麻はストーカーに監視されていることに気づく。また、未麻の周辺で関係者が次々と殺される事件が発生する。
奇妙な殺人事件が立て続けに発生していた。それぞれの事件の犯人につながりはないが、犠牲者の首から胸にかけてがX字型に切り裂かれていること、いずれの加害者も事件直後に犯行現場付近で逮捕されること、そして犯行の直前まで犯人に明確な殺意がなかったことが共通していた。やがて、一連の事件に関連のある人物として記憶喪失の放浪者、間宮が浮かび上がる。マインドコントロールによる猟奇殺人を描くサイコサスペンス。
1943年、南太平洋ソロモン諸島ガダルカナル。上官の戦死で小隊を指揮することになったエンダーズ伍長だったが、日本軍の猛攻の前に若い兵士たちを次々と失い、自らは負傷しながらも唯一の生き残りとして心と体に深い傷を負い帰還する。責任を感じるエンダーズは一刻も早い復隊を希望する。ようやく復隊が認められたエンダーズに課せられた新たな任務は、“ウインドトーカーズ”と呼ばれたナバホ族の通信兵とペアを組んで護衛し、彼の戦場での安全を確保することだった。しかし、真に必要とされたのは暗号の秘密の死守で、そのためにはいかなる犠牲を厭うなとの極秘指令も含まれていた……。
ある日、介護ボランティアをする女子大生の仁科理佳は、寝たきりの老婆・徳永幸枝の様子を見るためその家を訪れた。理佳は何か不気味な雰囲気を感じつつも家の中へと入っていく。悪臭が漂い物が散乱する中を進み、一階の薄暗い部屋で幸枝を発見する理佳だったが…。数日前、幸枝の息子・勝也が帰宅すると妻が倒れていた。この家に引っ越して以来、一家は不吉なことに見舞われ続けていた。やがて勝也の妹・仁美が不審に思いこの家にやって来るが、どこか様子のおかしい勝也に門前払いされてしまう。これを機に、仁美にも不吉なことが憑きまとうようになり…。
巨匠・黒澤明監督が手がけた戦国スペクタクル巨編。武田信玄の影武者として生きた男の悲喜劇を荘厳にして絢爛な映像で描く。戦国時代。家康の野田城攻めの折り、鉄砲で撃たれこの世を去った武田信玄。弟信廉は信玄死すの報を打ち消すため信玄の影武者を立てる。男は盗みの罪から処刑されるところを信玄と瓜二つだったことから助けられたのだった。だが男にとって戦国の雄・信玄として生きることはあまりにも過酷だった……。カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。
やくざと元締めが対立するさびれた宿場町。そこへ一人の浪人者がやってくる。立ち寄った居酒屋のあるじに、早くこの町を出ていった方がいいと言われるが、その男は自分を用心棒として売り込み始める。やがて男をめぐって、二つの勢力は対立を深めていく……。ハメットの『血の収穫』を翻案、時代劇に西部劇の要素を取り込んだ娯楽活劇。