Kazumi Matsuzawa

略歴

Kazumi Matsuzawa (松澤一美) is a Japanese script supervisor.

参加作品

HOKUSAI
Script Supervisor
生涯現役を貫き、その飽くなき探求心と向上心で、90歳で亡くなるまで画業を極めるべくもがき続けた日本が世界に誇る天才絵師、葛飾北斎の謎に包まれた人生を、主演に柳楽優弥と田中泯を迎え、「余命」の河原れんのオリジナル脚本で映画化。共演は玉木宏、瀧本美織、永山瑛太、阿部寛。監督は「探偵はBARにいる」「相棒-劇場版IV-首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断」の橋本一。  浮世絵の版元、...
いのちの停車場
Script Supervisor
 吉永小百合が東京の病院の救命救急医から金沢の小さな診療所の在宅医に転身した主人公を演じるヒューマン・ドラマ。最初は初めての在宅医療に戸惑いつつも、様々な事情で在宅医療を選択した患者たちとの出会いを重ねる中で、次第に患者だけでなくその家族とも向き合い、最期まで自分らしく生きたいと願う患者に寄り添っていく姿を描く。共演は松坂桃李、広瀬すず、石田ゆり子、田中泯、西田敏行。監督は「八日目の蝉」「ふしぎな岬...
カツベン!
Script Supervisor
偽の活動弁士として泥棒一味の片棒を担ぐ生活にウンザリしていた染谷俊太郎は一味から逃亡し、とある町の映画館にたどり着く。そこで働くことになった染谷は、今度こそ本当の活動弁士になることができるとワクワクするが、そこは館主夫妻をはじめ、スターを気取る弁士の茂木貴之や酒好き弁士の山岡秋聲などくせ者ばかりだった。
累 ―かさね―
Script Supervisor
伝説の女優の娘・淵累は卓越した演技力を持ちながら、自分の醜い外見にコンプレックスを抱いて生きてきた。彼女の母親は、キスした相手と顔を取り替えることが可能な謎めいた口紅を娘にのこす。一方、舞台女優の丹沢ニナは、容姿に恵まれながら芽が出ずにいた。やがて二人は出会い反発し合いながらも、互いの短所を補うために口紅の力を使うことにする。
3月のライオン 前編
Script Supervisor
中学生でプロ棋士としてデビューした桐山零は、東京の下町に一人で暮らしている。幼い頃に交通事故で家族を失い、父の友人である棋士の幸田に引き取られたが、ある事情から家を出るしかなかったからだ。深い孤独を抱えてすがりつくように将棋を指し続けていたある日、零は近隣の町に住む川本家の3姉妹と出会い、彼女たちとのにぎやかな食卓に居場所を見出していく。温かな支えを胸に、闘いへと飛び込む零。それは、様々な人生を背負った棋士たちが、頭脳と肉体と精神のすべてを賭ける壮絶な闘いだった…。
海難1890
Script Supervisor
日本・トルコ合作映画。壮大なスケールで贈る真実の物語。二つのエピソードで構成。1890年、和歌山県串本町沖、トルコの親善使節団を乗せた軍艦エルトゥールル号が座礁して大破、海に投げ出された乗組員500名以上が暴風雨で命を落とす。そうした過酷な状況下で、地元住民が懸命の救援活動に乗り出す。それから時を経たイラン・イラク戦争中の1985年、日本政府は危機的状況を理由にイラン在留邦人の救出を断念。テヘランに残された邦人は300名以上。そんな中、トルコ政府は彼らのためにある行動を取る。国境を越えた真の友情を描く感動作。第39回日本アカデミー賞において、優秀作品賞と優秀監督賞をはじめとする10部門で優秀賞を受賞。美術と録音部門は最優秀賞を獲得。
ストレイヤーズ・クロニクル
Script Supervisor
1990年代初頭、極秘実験によって人間の能力を限界まで発達させた子供たち、動物や昆虫の能力を備えた子供たちが生み出される。それから20年後、実験で視覚、視神経、脳伝達速度が発達し異能力者となった昴とその仲間たちは、特殊能力を得た代わりに精神が崩壊する危険性も抱えることに。そして、その解決の鍵を握る外務副大臣・渡瀬のもとで、公にできないさまざまなミッションを遂行していた。そんな中、同じ異能力者である学が率いる暗殺者集団アゲハが渡瀬をターゲットに定めていた。
利休にたずねよ
Script Supervisor
天正19年。かつては織田信長に茶頭として仕え、彼亡き後は豊臣秀吉の庇護の下、茶の湯を芸術の域にまで高めて“茶聖”とまでうたわれた千利休が、秀吉によって切腹を命じられ、人生最後の日を迎えようとしていた。妻の宗恩から、自分のほかにずっと想う人がいたのではないかと問われ、利休の脳裏にかつての遠い記憶がよみがえる。それは、若き日の彼が出会った、高麗出身の美しい女性との秘められたはかない恋の思い出だった。
リアル〜完全なる首長竜の日〜
Script Supervisor
淳美(綾瀬はるか)が自殺を図り、一命を取り留めたものの昏睡状態となる。彼女と幼い頃から一緒に過ごしいつしか恋人となった浩市(佐藤健)でも淳美が自殺を図った理由がわからない。彼女を救うために、浩市は<センシング>と呼ばれる眠り続ける患者と意思疎通ができる手法を用い、淳美の意識内へ潜り込む。<センシング>を繰り返すうちに、浩市の脳と淳美の意識が混線するようになり、二人は現実と仮想が入り乱れる意識の迷宮を彷徨う。そして二人がかつて過ごした飛古根島へ向かった浩市は、記憶を封印していた15年前の事件に触れる……。
桜田門外ノ変
Script Supervisor
1853年のペリーの黒船来航以来、長らく続いてきた日本の鎖国制度の存続をめぐって江戸幕府の中で議論が沸騰。尊王攘夷を唱えた水戸藩主・徳川斉昭は、開国近代化を推し進める大老・井伊直弼の一派によって失脚の憂き目に遭い、以後も井伊は、安政の大獄を断行。これに憤った関鉄之介ら、水戸藩士たちは脱藩浪士となり、井伊暗殺の機会をうかがっていた。そして迎えた1860年、ついに彼らはその計画を実行に移す。
悪人
Script Supervisor
若い女性保険外交員の殺人事件。ある金持ちの大学生に疑いがかけられるが、捜査を進めるうちに土木作業員、清水祐一(妻夫木聡)が真犯人として浮上してくる。しかし、祐一はたまたま出会った光代(深津絵里)を車に乗せ、警察の目から逃れるように転々とする。そして、次第に二人は強く惹かれ合うようになり……。
火天の城
Script Supervisor
時に1575年(天正3年)、長篠の戦いで甲斐の武田勢を破った織田信長は、翌1576年、その天下統一事業を象徴するかのごとき巨城を、琵琶湖を臨む安土の地に建築することを決意。設計及び現場の総棟梁として、熱田の宮大工・岡部又右衛門を総棟梁に任命する。「安土の山をまるごとひとつ、三年で城にせよ。」信長から直々の厳命を受け、後に行われた指図(図面)争いにおいても、金閣寺を建立した京の池上家、奈良の大仏殿建造を担った中井一門を破った又右衛門は、妻・田鶴や娘・凛、門下の大工たちの支えを得ながら、徐々に築城を進めていく。しかし、巨大な城を支えるためにはその主柱(大通し柱)に、これまでになく巨大な檜が必要であった。理想の木材は木曽上松にあると踏んだ又右衛門は、意を決して信長の敵方・武田勝頼の領国に危険を顧みず分け入っていく。一方、安土の作事場では新たな戦乱の暗雲が立ちこめ、又右衛門の帰還を待つ大工たちに戦地への出立を余儀なくさせる。