隠密七生記 (1958)
ジャンル : ドラマ
上映時間 : 1時間 36分
演出 : Sadatsugu Matsuda
脚本 : Shinji Kessoku
シノプシス
Best friends Gentaro and Sanpei become fateful enemies when Sanpei steals a secret document revealing the identity of the chosen successor to the Tokugawa Shogun. Gentaro of the Owari clan sets out to retrive the invaluable document.
幕末の庄内地方。海坂藩の御蔵役を務める井口清兵衛は、夕方に仕事を終えると同僚の酒の誘いも断り真っ直ぐ自宅に帰り、家事と内職にいそしんでいた。認知症を抱える老母と幼い2人の娘の世話、そして労咳で死んだ妻の薬代や葬儀などで嵩んだ借金を返済するためだ。日々の暮らしに追われ、次第に身なりが薄汚れていく清兵衛。同僚の中には、そんな彼を陰で「たそがれ清兵衛」と呼んで小馬鹿にする者もいた。 春、清兵衛は親友の飯沼倫之丞と再会する。倫之丞は妹の朋江が酒乱の夫・甲田豊太郎に度々暴力を振るわれるため、離縁させたことを清兵衛にうちあける。
三村新之丞は東北の小藩に仕える三十石の下級武士。剣術の覚えもあり、藩校でも秀才と言われながら、現在の勤めは毒味役。張り合いのない役目に不満を持ちながらも、美しく気立てのいい妻・加代とつましくも笑いの絶えない平和な日々を送っていた。ところが、そんな平穏な生活が一変してしまう。貝の毒にあたった新之丞が、一命は取り留めたものの失明してしまったのだ。絶望し、自ら命を絶とうとする新之丞を、加代は懸命に思い留まらせるのだった。しかし、武士としての勤めを果たせなくなった以上、藩の沙汰次第では生きていくことも叶わない。そこで加代は、嫁入り前からの顔見知りだった上級武士の島田藤弥に相談を持ちかけるのだったが…。
時の将軍である徳川家光は次男の徳松を溺愛し、長男の竹千代を亡き者にしようとしていた。竹千代は幕府の刺客に襲われるが、腕に覚えのある浪人たちに助けられ事なきを得た。元服式のため江戸城への出仕を命じられた竹千代は、石河刑部ら浪人たちに守られながら江戸城へ向かう。道中、幕府の刺客たちが次々に現れ、浪人たちは命がけで竹千代を守り続けるのだった。
武州多摩の百姓の出である土方歳三。黒船が来航し開国を要求した江戸時代末期に、彼は“武士になりたい”という思いを胸に、近藤勇、沖田総司らと京都へ向かう。彼らは徳川幕府の後ろ盾のもと、新選組を結成し、土方は討幕派勢力制圧で多大なる活躍をみせる。
Japan, 1860. The men of the Mito clan, victims of the Ansei purge, anxiously prowl around the Sakurada Gate of Edo Castle with the intention of assassinating Naosuke Ii of Hikone, tairō of the Tokugawa shogunate and responsible for their misfortune.
幕末。東北の小藩である海坂藩の平侍であった片桐宗蔵は、母と妹の志乃、女中のきえと貧しくも平穏な日々を送っていた。やがて母が亡くなり、志乃ときえは嫁入りしていった。ある雪の日、宗蔵ときえは3年ぶりに町で再会するが、きえのやつれた表情に宗蔵は胸を痛める。きえが嫁ぎ先で酷い扱いを受け寝込んでいることを知った彼は自宅へ連れ帰り、回復したきえと共に暮らし始める。そんな時、藩に大事件が起きた。宗蔵と同じく藩の剣術指南役・戸田寛斎の門下生だった狭間弥市郎が謀反を企んだ罪で囚われ、さらに山奥の牢を破って逃げ出したのだ。宗蔵は、逃亡した弥市郎を斬るよう家老に命じられる。
享保15年。藩の不正を訴え出たために藩を追われた瓜生新兵衛。追放後も連れ添い続け、病に倒れた妻・篠は、死の床で最期の願いを新兵衛に託す。それは、新兵衛のかつての友にしてライバルであり、藩追放に関しても大きな因縁を持つ人物・榊原采女を助けてほしいというものだった。妻の願いをかなえるため故郷へ戻った新兵衛は、やがてある確証を得て采女と対峙する。過去の不正事件の真相や妻の本当の思いを知る新兵衛だったが、その裏では大きな力が彼を襲おうとしていた。<名カメラマンの木村大作が、「劔岳」「春を背負って」に続く映画監督第3作として手がけた時代劇。原作は葉室麟の同名小説>
江戸時代、海坂藩の近習頭取・兼見三左ェ門は、藩主・右京太夫の失政の元凶である愛妾・連子を3年前に城中で刺し殺すものの寛大な処分によって再び藩主に仕えることに。亡妻・睦江のめいであり、身の周りの世話をしてくれる里尾との日々の中で生きる力を取り戻す。
アニメ映画「BLACKFOX」の連動企画で実写版として製作された特撮アクション時代劇。アニメ版の主人公の石動律花の先祖の江戸時代の女性忍者の活躍を描く「エピソードゼロ」。
The tragic story of Gonza, a handsome ladies man, set in the Tokagawa Period, a time in which appearences are very important. Gonza competes with Bannojo for the honor to perform the tea ceremony to celebrate the birth of an heir to the lord of their clan. To see the sacred tea scrolls Gonza promises to marry the daughter of the family which possesses them, even though he is unofficially engaged to another. When studying the scrolls with Osai, the mother of the house, Bannajo sneaks into the house and steals their obis and runs through the town proclaiming the two as adulterers.
真田広之扮する侍がアメリカの西部を行くウェスタン。1860年、開国を決意した幕府は、サンフランシスコに日米修好使節団の護衛を送り込む。しかし、幕府の秘密資金が盗まれ、開国阻止を目論む刺客の健吉と、艦長護衛役の忍者・為次郎は協力してその行方を追うことに。
ある日、城内で刃傷沙汰を引き起こした豊後羽根藩の檀野庄三郎は、厳罰に処せられる代わりに、家老の中根兵右衛門からあることを命じられる。それは、目下幽閉中の身にある元郡奉行・戸田秋谷を監視せよというもの。秋谷はかつて、とある大事件を引き起こして10年後の切腹を命じられ、その間、藩の歴史書である「家譜」の編纂作業に従事していた。庄三郎は、秋谷やその妻子と一緒に生活しながら、秋谷の見張り役を始める。
A brave, highly principled warrior resigns his post as a body guard to the head of a powerful clan after he learns that his employers have been smuggling arms to the enemy. The remaining samurai try in vain to coerce him back, but their efforts are thwarted by crooked warriors who launch an attack...
貧しい浪人の伊右衛門は、跡継ぎのいない民谷家に婿入りすることになった。病で顔がただれ、美貌を失った民谷のひとり娘・岩は、家名を残すためだけのこの縁談を嫌い、夫となった伊右衛門に心を開こうとしなかったが、いつしか真摯な彼の姿に心打たれ、深く愛し合うようになる。そんなある日、伊右衛門は上役にあたる筆頭与力・伊東に呼び出される。伊東は、かつて岩に想いを寄せながら拒絶されたことを今も恨みに思っていた。
Ryutaro is a spy employed by the shogun Tokugawa Iemitsu, who is the target of assassination attempts that aim to hand power over to his younger brother Tadanaga. Before learning of these plots, Ryutaro discovers himself in a predicament of his own when he rushes to the defence of a local girl who is caught between her boyfriend and a greedy businessman. The situation results in many violent one-on-one skirmishes between Ryutaro and the businessman’s many samurai defendants, one of whom enigmatically refuses to reveal his face or use more than just the one hand. Before long, Ryutaro’s top priority is not protecting Iemitsu as it should be, but rather unearthing the true identity of the mystery samurai.
いつものように江戸闇稼業の元締、音羽屋半右衛門の依頼の仕事を片づけた梅安は情婦おもんのいる料亭井筒で飲んでいた。そのとき、別室で、旗本、安部長門守の長男、主税之助が女中に乱暴して犯したうえ殺してしまった。父親の長門守も、自分の出世を考えると、この長男には手を焼いていた。
Momotaro carries this sword into battle against injustice in shogunate Japan. Aided by ninja he must now wage a furious battle against the terrible “Ran” clan, villains in league with Ohara Ukon, a bitter samurai nursing a grudge against the shogunate. Together the ruthless conspirators will threaten the foundations of shogunate rule over Japan. Only the relentless slashing sword of Momotaro may save the nation from the Ran clan's army of killers.
大政奉還が行われた1867年、260年余り続いた江戸幕府が倒れて諸藩は東軍(旧幕府軍)と西軍(新政府軍)に分裂する。翌年には鳥羽・伏見の戦いをきっかけに戊辰戦争へとなだれ込むが、越後の小藩である長岡藩の家老・河井継之助は冷静に事態を見守っていた。彼は東軍と西軍いずれにも属さない武装中立を目指し、和平を願い談判に挑むが...。
江戸時代末期、アメリカから駿河の国の小藩に流れ着いた黒人3人が、音楽好きの大名と出会い、城中でジャムセッションを繰り広げる姿を描く奇想天外なコメディ。筒井康隆の同名短編を「近頃なぜかチャールストン」の岡本喜八監督が映画化。故郷アフリカへ帰るはずが、メキシコ商人に騙されて香港行きの船に乗せられた黒人4人組。ある日、病気で死んだ一人を残し、大嵐の中ボートで脱出を図った3人は駿河湾の庵原藩に助けられる。音楽好きの藩主は彼らの演奏するジャズの虜となり……。
The story of Ryoma Sakamoto, considered to be the architect behind the downfall of the Tokugawa shogunate. He was considered an outlaw by his own clan, hunted by his government, and was despised by supporters of the Shogun as well as the Loyalists for desiring the opening of Japan to the West in order to learn its technology, in the hopes of one day defeating the West with a modern army and navy.