天国はまだ遠く (2008)
ジャンル :
上映時間 : 1時間 57分
演出 : Masahiko Nagasawa
脚本 : Keiko Misawa, Masahiko Nagasawa
シノプシス
夜の宮津駅からタクシーに乗った千鶴は、運転手に人のいない場所に連れて行ってほしいと告げる。ほかに客のいない民宿たむらに案内された彼女は、その晩に意を決して大量の睡眠薬を服用し自殺を図る。だが失敗に終わり、32時間も眠り続けた後に目を覚まし、自給自足の生活を送る宿の主、田村とともに朝食を取ることになる。
・事件・から一週間、井戸の中から発見された貞子の死体が解剖された。ところが、30年前に殺された筈の彼女の遺体は、解剖の結果、少なくとも死後1年ないし2年しか経っていないことが判明する。すると、貞子は30年近く井戸の中で生きていたことになる! 遺体の身元確認にやってきた貞子の母・志津子の従弟・山村敬は、思わず貞子の怨念のすさまじさに戦慄を覚えるのだった。
暴力、セックス、ドラッグ、殺しが蔓延る多国籍街・歌舞伎町。その一角にあるヤクザマンションと呼ばれるビルに事務所を構える安生組の組長が、組の資金3億円と共に姿を消した。若頭・垣原は組長捜しに乗り出すが、その時既に組長はヤクザ壊滅を企む謎の手配師・ジジイによってマインドコントロールされた、靴の踵に仕込んだ鉈を武器とする泣き虫の殺し屋・イチに殺されていた。そのことを突き止めた垣原は、組長の仇を討つべく手下の高山や会長・中沢、イチに過去の自分を投影する鉄砲玉の金子、双子のサド刑事・二郎と三郎、敵対する組の船鬼や鈴木ら周囲を巻き込んでイチ捜しを開始。だが、実は究極のマゾである彼の目的は、やがてイチの無情な殺戮方法に対する興味へと移行していく。そして、遂にイチを捜し出した垣原は、イチに痛めつけられる期待に胸を膨らませるのであったが、肝腎のイチは不甲斐なく彼の期待に応えてはくれなかった。そこで、絶望した垣原は自らの耳に針を刺し自分を痛めつけると、イチに倒される妄想を見ながら投身自殺するのであった。
ビデオ制作会社を経営している青山は7年前に妻を亡くし、ひとり息子に再婚でもしたらどうかと勧められていた。ある日、青山の友人の吉川が映画制作のオーディションと称して、応募してきた中から再婚相手を探すことを提案する。応募書を見ていると青山はひとりの女性、山﨑麻美に興味を持つ。オーディションで麻美と直に会い、加速度的に魅了される青山。しかし吉川は麻美の周辺の人物と連絡がつかないことから、違和感を感じていた。麻美との出会いによって青山は究極の恐怖体験を知る事になる。
やくざと元締めが対立するさびれた宿場町。そこへ一人の浪人者がやってくる。立ち寄った居酒屋のあるじに、早くこの町を出ていった方がいいと言われるが、その男は自分を用心棒として売り込み始める。やがて男をめぐって、二つの勢力は対立を深めていく……。ハメットの『血の収穫』を翻案、時代劇に西部劇の要素を取り込んだ娯楽活劇。
彦根藩井伊家の上屋敷に津雲半四郎と名乗る浪人が現れ「切腹のためお庭拝借」と申し出た。生活に困窮した浪人が「切腹する」と言っては、庭や玄関を汚されたくない人々から金品を巻き上げることが流行っており、家老の斎藤勘解由は数ヶ月前にやってきた千々岩求女という浪人の話を始めた。家老が切腹の場を設けてやると言い出すと、求女は狼狽したあげく、竹光で腹を切った上に舌を噛んで絶命した、と。話を聞いた半四郎は、求女は自分の娘婿であることを告げた。
月はキラ対策本部に参入することに成功し、月とLの壮絶な頭脳戦が始まった。 一方、別の死神レムのデスノートを手に入れた少女・弥海砂(あまね ミサ)が現れる。海砂は、自らの寿命の半分と引き換えに、顔を見るだけで相手の名前と寿命が見える死神の目を得て、自身を「第2のキラ」と称してキラを否定する者を消し去っていく。
原水爆実験の影響で、大戸島の伝説の怪獣ゴジラが復活し、東京に上陸。帝都は蹂躙され廃墟と化した。ゴジラ抹殺の手段はあるのか・・・。戦後の日本映画界に特撮怪獣映画というジャンルを築いた、記念すべきゴジラ映画第1作。核の恐怖を描いた、本多猪四郎の真摯な本編ドラマと、円谷英二のリアリズム溢れる特撮演出が絶妙のコンビネーションを見せ、「ゴジラ」の名を一躍世界に轟かせた傑作。
ゴジラシリーズ第2作。岩戸島に遭難した飛行士によって、ゴジラとアンキロサウルス、通称アンギラスの闘いが目撃された。対策本部はゴジラを監視下に置き、本土上陸を阻止しようとする。しかし、脱走した囚人が起こしたコンビナートの火災が、ゴジラを大阪に誘導してしまう。そしてゴジラを追って、アンギラスも姿を現わした。世紀の闘争の末、アンギラスは倒れゴジラは海へ去ったが、大阪の街は廃虚と化す……。
ゴジラシリーズ第3作。TTVの桜井と藤田は、TV番組の視聴率アップのため、“巨大なる魔神”を追って南海のファロ島を訪れた。その頃、北極海調査を行なっていた原潜シーホークは発光する奇怪な氷山と遭遇、その中からは休眠していたと思われるゴジラが現れた。桜井たちは強力な麻酔作用のある木の実と原住民の協力を得て、“魔神”ことキングコングの捕獲に成功する。しかし海上輸送の途中で目覚めたコングは単身で日本に上陸すると、同じく上陸していたゴジラに立ち向かっていった。
麦の刈入れが終わる頃。とある農村では野武士たちの襲来を前に恐怖におののいていた。百姓だけで闘っても勝ち目はないが、麦を盗られれば飢え死にしてしまう。百姓たちは野盗から村を守るため侍を雇うことを決断する。やがて、百姓たちは食べるのもままならない浪人たち7人を見つけ出し、彼らとともに野武士に対抗すべく立ち上がる……。
城岩学園3年B組の中学生たちは、修学旅行の名目で孤島へ。彼らの前に現われた担任教師キタノは、新世紀教育改革法、通称“バトル・ロワイアル(BR)法”により、殺し合いをさせると生徒たちに宣言。生還できるのは最後に生き残った1人だけだった。生徒たちはそれぞれ最低限の武器と食料を与えられ、3日間のサバイバルに追いやられる。男子生徒の七原と女子の中川は謎の転校生・川田と、なんとかこの窮地を脱する方法を探る。
けい子は引っ越しの際、子供は12歳の長男の明だけだと嘘をつく。実際子供は4人いて、彼らは全員学校に通ったこともなく、アパートの部屋で母親の帰りを待って暮らしていたが……。 <解説> 主演の柳楽優弥が史上最年少の14歳という若さで、2004年度カンヌ国際映画祭主演男優賞に輝いた話題作。『ディスタンス』の是枝裕和監督が実際に起きた、母親が父親の違う子供4人を置き去りにするという衝撃的な事件を元に構想から15年、満を持して映像となった。女優初挑戦の、YOU扮する奔放な母親と子役達の自然な演技も秀逸。母の失踪後一人で弟妹達の面倒をみる長男の姿は、家族や社会のあり方を問いかける。
某テレビ局のディレクターである浅川玲子は、都市伝説にまつわる取材の中で、見た者を1週間後に死に至らしめる「呪いのビデオ」に関わったと噂される男女が、数日前に奇怪な死を遂げた自分の姪、大石智子と同日の同時刻に死亡していることに気づく。調査を進めた玲子は、同時に死んだ智子たち4人の間には交友関係があり、彼らが1週間前に伊豆の貸し別荘「伊豆パシフィックランド」に宿泊していたこと、そしてその際に撮影されたフィルム写真上の4人の顔が不気味に歪んでいることに着目する。彼らの死の謎を突きとめようとして問題の貸し別荘を訪れた玲子は、そこで貸出されていた不審なビデオの映像を見てしまい、直後に不気味な無言電話を受け取る。これを境に、玲子自身の写真もまた死んだ4人と同様に歪んだ顔で写るようになってしまう。
市役所の市民課長・渡辺勘治は30年間無欠勤のまじめな男。ある日、渡辺は自分が胃癌であることを知る。命が残り少ないと悟ったとき、渡辺はこれまでの事なかれ主義的生き方に疑問を抱く。そして、初めて真剣に申請書類に目を通す。そこで彼の目に留まったのが市民から出されていた下水溜まりの埋め立てと小公園建設に関する陳情書だった……。
地方都市。中学生の雄一は優等生の星野と親しくなるが、夏の旅行をきっかけに友人たちの関係は変容する。新学期、クラス一の不良をけんかで倒した星野は、やがて彼自身が暴君と化していく。暴行や万引き、クラスメートに売春させるなど、エスカレートする彼の行動に、いじめの対象となった雄一も荷担させられることに。雄一は現実から目をそらすように、崇拝するアーティスト、リリイ・シュシュのファンサイトを作る。
夜神 月(やがみ ライト)はある日、奇妙な黒いノートを拾う。それは死神・リュークが落とした、ノートに名前を書かれた人間が死ぬ「デスノート」だった。犯罪者を裁く法律に限界を感じていた月は、世の中を変えるため、ノートの力で犯罪者を次々と葬り始める。やがて犯罪者を葬る者の存在に気付いた人々は殺し屋(=Killer)の意味から「キラ」と呼び始め、キラを神と崇め崇拝する者まで現れた。 一方、警察組織はキラの行為はあくまでも連続殺人であるとし、その調査・解決のためにある人物を送り込んだ。警察を裏から指揮し、数々の難事件を解決してきた世界的名探偵L(エル)である。 天才同士の戦い、求める世界の違いから起こったこの闘いに勝つのは死神の力を持つキラか、それとも警察を動かすLか。
江戸時代末期。将軍・家慶の弟で明石藩主・松平斉韶(なりつぐ)の暴君ぶりは目に余った。斉韶は近く、老中への就任も決まっている男。幕府の存亡に危機感を募らせる老中・土井利位は、かねてより良く知る御目付・島田新左衛門に斉韶暗殺の密命を下す。さっそく、甥の新六郎をはじめ十一人の腕に覚えある男たちを集めた新左衛門は、後に加わる山の民・木賀小弥太を含む総勢十三人の暗殺部隊を組織、入念な計画を練り上げていく。しかし、斉韶の腹心・鬼頭半兵衛もまたその動きを抜け目なく察知し、大切な殿を守り抜くべく周到な準備を進めていた。
主人公の玄野計は、地下鉄ホームで小学生時代の親友、加藤勝を見かける。加藤は線路上に落ちた酔っ払いを助けようとするが玄野と共に進入してきた電車に轢かれて死んだはずであったが、次の瞬間、彼らはマンションの一室にいた。そこには、同様に死んだはずの人々が集められていた。部屋の中央にある謎の大きな黒い球「ガンツ」。彼らは「ガンツ」に理由もわからないまま謎の星人を倒すように指示され、別の場所へと転送される。玄野は戦いを生き延びながら成長し「ガンツ」の世界に触れていく。
奇妙な殺人事件が立て続けに発生していた。それぞれの事件の犯人につながりはないが、犠牲者の首から胸にかけてがX字型に切り裂かれていること、いずれの加害者も事件直後に犯行現場付近で逮捕されること、そして犯行の直前まで犯人に明確な殺意がなかったことが共通していた。やがて、一連の事件に関連のある人物として記憶喪失の放浪者、間宮が浮かび上がる。マインドコントロールによる猟奇殺人を描くサイコサスペンス。
和男 は、会社の同僚であるアキに想いを寄せている。そんなデートの最中、二人は突然何者かに襲われ見知らぬ地下室で目を覚ました。手足は拘束され、口には猿ぐつわ。完璧なる監禁、事態を飲み込むことができるハズもなく、ただただ恐怖におびえる二人の前に、医師の免許を持つ謎の男が現れた。「きみたち二人の愛に感動できれば解放するよ」と男は話す…。男は、二人に恥辱の限りを尽くし、そして命の限りの虐待を施す。それも彼らの愛情で感動を得る為だという。その地下室から、完璧なる監禁から彼らは脱出することができるのだろうか…。衝撃の結末が2人の行く末を阻む。