あゝ零戦 (1965)
ジャンル :
上映時間 : 1時間 27分
演出 : Mitsuo Murayama
脚本 : Katsuya Susaki
シノプシス
太平洋戦争下の南方ニューギニアのラエ基地に夏堀(長谷川明男)や山県(青山良彦)らが赴任し、零戦の名パイロット梶大尉(本郷功次郎)の厳しい訓練を受ける。やがて梶は戦死。夏堀は戦地を転々とし、やがて神風特別攻撃隊の護衛隊の任を受けるが……。 それまで青春色の強い戦争映画を主に製作していた大映が『大怪獣ガメラ』などで培った特撮技術を駆使して描いた戦争アクション映画。特撮の主眼はもちろんモノクロ映像を効果的に活かした零戦などの空中戦で、担当は築地米三郎。実写フィルムとの融合にもさほど違和感はない。ポスターなどのビリングでは本郷功次郎が主役のようだが、実質の主役は長谷川明男。当時の大映若手スターの世代代わりを象徴しているかのようでもある。