Eita Okuno
出生 : 1986-02-10, Tomakomai, Hokkaido, Japan
本作は“まだ存在しない映画の予告編”で審査する映像コンテスト「未完成映画予告編大賞 MI-CAN」の敗者復活戦「MI-CAN3.5復活祭」から誕生した人間ドラマ。死体役ばかりの売れない俳優の生き方を通して、理想と現実に折り合いをつけることの難しさ、そして“生きることと死ぬこと”が描かれる。
Masumitsu Kyunosuke
The drama depicts the exploits of the “Ichigeki Hishikkitai”, a special combat unit formed by farmers to deal with the "Imperial Robbers" and the "Imperial Thieves" of the Satsuma Clan who were causing a stir in Edo at the end of the Edo period.
第二次大戦後の1945年。そこは零下40度の厳冬の世界・シベリア…。わずかな食料での過酷な労働が続く日々。死に逝く者が続出する地獄の強制収容所(ラーゲリ)に、その男・山本幡男は居た。「生きる希望を捨ててはいけません。帰国(ダモイ)の日は必ずやって来ます。」絶望する捕虜たちに彼は訴え続けた――身に覚えのないスパイ容疑でラーゲリに収容された山本は、日本にいる妻・モジミや4人の子どもと一緒に過ごす日々が訪れることを信じ、耐えた。劣悪な環境下では、日本人同士の争いも絶えなかった。戦争で心の傷を負い傍観者を決め込む松田や、旧日本軍の階級を振りかざす軍曹の相沢らに敵視されながらも、山本は分け隔てなく皆を励まし続ける。更に、元漁師の純朴な青年・新谷には学問を教え、過酷な状況下で変わり果ててしまった同郷の先輩・原にも声をかけ続けた。そんな彼の仲間想いの行動と信念は、凍っていた捕虜たちの心を次第に溶かしていく。終戦から8年が経ち、山本に妻からの葉書が届く。厳しい検閲をくぐり抜けたその葉書には「あなたの帰りを待っています」と。たった一人で子どもたちを育てている妻を想い、山本は涙を流さずにはいられなかった。誰もがダモイの日が近づいていると感じていたが、その頃には彼の体は病魔に侵されていた…。体はみるみる衰えていくが、愛する妻との再会を決してあきらめない山本。そんな彼を慕うラーゲリの仲間たちは、厳しい監視下にありながらも、山本の想いを叶えようと思いもよらぬ行動に出る。そしてモジミに訪れる奇跡とは――
中年の刑事・深間には、いったん激怒すると見境なく暴力を振るってしまうという悪癖があった。かつてはその暴力を活かして街から暴力団を一掃した功労者と讃えられたこともあったが、度重なる不祥事に加え、大立ち回りで死者まで出してしまった責任を問われ、海外の治療施設へと送られることになる。数年後、治療半ばにして日本に呼び戻された深間は、見知った街の雰囲気が一変してしまったことに気づく。行きつけだった猥雑な店はなくなり、親しくしていた飲み仲間や、面倒をみていた不良たちの姿もない。一方、町内会のメンバーで結成された自警団は「安心・安全」のスローガンを掲げて高圧的な「パトロール」を繰り返している。一体、この街に何が起きているのか? 深間の中に、久しく忘れていた怒りの炎がゆらめき始める……。
Shinji
中学を卒業してすぐに地元滋賀を離れ、ずっと東京に住むエイミ(鳴海唯)は、母親が亡くなった後も一人で滋賀の田舎で暮らしている妹・ユウ(河合優実)に、「東京で新しい人生を始めない?」と誘う。はじめは拒んでいたユウだがなぜか急に東京に来ることを受け入れ、一緒に暮らし始めるが、引っ越してきて早々、ユウは行方不明に… そんな折、エイミは同じく妹が行方不明になっているヒヨリ(仲万美)と出会う。エイミに、地元の琵琶湖で若い女性の遺体が見つかったと警察から連絡がくるが、見つかった遺体はユウではなく、なぜかヒヨリの妹だった。再び巡り合ったエイミとヒヨリは、共に犯人を捜すことになるが思わぬ方向へ…
Miyajima
Facebookの"知り合いかも"に出てきた昔の恋人...。40を過ぎ夢も希望も消え失せて、漫然と生きているだけのボクの心に、輝いていた90年代の思い出がよみがえる。
Matsuo
It depicts two high school girls trying to change the atmosphere of the world with their ideas by setting up a camera in the town and transmitting the footage via SNS.
全てのはじまりは、よくあるティーンの万引き未遂事件。スーパーの化粧品売り場で万引き現場を店主に見られ逃走した女子中学生、彼女は国道に出た途端、乗用車とトラックに轢かれ死亡してしまった。
女子中学生の父親は「娘が万引きをするわけがない」と信じ、疑念をエスカレートさせ、事故に関わった人々を追い詰める。一方、事故のきっかけを作ったスーパーの店主、車ではねた女性ドライバーは、父親の圧力にも増して、加熱するワイドショー報道によって、混乱と自己否定に追い込まれていく。
真相はどこにあるのかー?少女の母親、学校の担任や父親の職場も巻き込んで、この事件に関わる人々の疑念を増幅させ、事態は思いもよらない結末へと展開することにー。
1945年の夏。軍の密命を受けた京都帝国大学・物理学研究室の若き科学者・石村修(柳楽優弥)と研究員たちは原子核爆弾の研究開発を進めていた。研究に没頭する日々の中、建物疎開で家を失なった幼馴染の朝倉世津(有村架純)が修の家に居候することに。時を同じくして、修の弟・裕之(三浦春馬)が戦地から一時帰郷し、久しぶりの再会を喜ぶ3人。ひとときの幸せな時間の中で、戦地で裕之が負った深い心の傷を垣間見る修と世津だが、一方で物理学に魅了されていた修も、その裏側にある破壊の恐ろしさに葛藤を抱えていた。そんな二人を力強く包み込む世津はただ一人、戦争が終わった後の世界を見据えていた。それぞれの想いを受け止め、自分たちの未来のためと開発を急ぐ修と研究チームだが、運命の8月6日が訪れてしまう。日本中が絶望に打ちひしがれる中、それでも前を向く修が見出した新たな光とはーー?
Murakami
佐藤健主演の『るろうに剣心』シリーズ。動乱の幕末に血も涙もない最強の人斬りとして恐れられ、暗躍していた倒幕派の緋村剣心。人斬りの現場を見られた雪代巴を口封じのため側に置いて身を隠すが、巴が突然姿を消してしまい……。
Mitsuru Kuji
29歳の明香里(吉高由里子)は、思いがけない事故で視力と家族を失うが、明るく過ごしていた。ある日彼女が、管理人と間違えて塁(横浜流星)という青年に話し掛けたのをきっかけに、二人は会話を重ねるようになる。キックボクサーだった塁は、ある事件が原因で心を閉ざしており、笑顔を向けてくれる明香里は大事な存在だった。やがて自分の過去が彼女の失明と関係していたことを知った彼は、高額な手術代を稼ごうと賭博試合のリングに立つことを決意する。
Noda
Norio Shimamura
Alumni of Ibaraki High School learn that one of their classmates is killed in an accident on the tenth anniversary of their graduation, necessitating an unexpected reunion and “on-campus funeral”. They spend a strange night together, during which the secrets of his life are revealed and they rededicate themselves to his memory, with a new outlook on life.
Yoshioka
学校に通ったこともない少年・タロウ。タロウにはエージ とスギオ という高校生の仲間がいた。ある日、3人が一丁の拳銃を手に入れたことから、過酷な現実と向き合っていく。
Hide
出生時に37秒間呼吸ができなかったために、手足が自由に動かない身体になってしまった女性の自己発見と成長を描き、第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門で観客賞とCICAEアートシネマ賞を受賞した人間ドラマ。脳性麻痺の貴田夢馬(ユマ)は、異常なほどに過保護な母親のもとで車椅子生活を送りながら、漫画家のゴーストライターとして空想の世界を描き続けていた。自立するためアダルト漫画の執筆を望むユマだったが、リアルな性体験がないと良い漫画は描けないと言われてしまう。ユマの新しい友人で障がい者専門の娼婦である舞は、ユマに外の世界を見せる。しかし、それを知ったユマの母親が激怒してしまい……。主人公のユマと同じく出生時に数秒間呼吸が止まったことによる脳性麻痺を抱えながらも社会福祉士として活動していた佳山明が、オーディションで見いだされ主演に抜てき。母親役を神野三鈴、主人公の挑戦を支えるヘルパー・俊哉役を大東駿介、友人・舞役を渡辺真起子がそれぞれ演じる。ロサンゼルスを拠点に活動するHIKARI監督の長編デビュー作。
1度は奨励会を退会したものの、35歳にしてプロ編入という史上初の偉業を成し遂げた瀬川晶司五段の自伝的映画。自身も元奨励会という豊田利晃監督が、迫力ある盤上の戦いを見事に描き上げる。主演に松田龍平。
Kazuki Kimishima
Miki, Yuto, Hiroko, Naoki and Kota have been friends since they were little. They all graduated from high school. They have dreams about their future as well as anxiety. Miki's father goes missing with her college admission fee. Yuto has discord with his father who runs an auto repair shop. Yuto happens to get involved in a crime. Hiroko wants to marry her boyfriend, but she also distrusts him. Naoki and Kota have their own worries. These five friends think about themselves for the first time.
幼いころに父が亡くなり母は行方をくらまし、さらに祖母がこの世を去ってふさぎ込んでいた八雲御子(池田エライザ)。そんな御子に叔父の雷土悟郎(オダギリジョー)は、住むところとアルバイトを紹介してくれた。アルバイトは、いわく付き物件に入居する“ルームロンダリング”の仕事だった。自殺して幽霊になった春日公比古(渋川清彦)と生活するようになった御子は、彼のデモテープをレコード会社へ送るよう頼まれ……。
Ko
A former American G.I. joins a yakuza family after his release from prison in post-World War II Osaka.
Taichi's father is the only family he has, but his father commits suicide by hanging. People suspect Taichi might have killed his father. Because of this, Taichi loses his job and he also loses his place. On the day his father is cremated, Taichi meets Tsukiko who is mentally handicapped. Tsukiko has run away from a facility.
Junkei Yamazaki
プロ棋士の桐山零(神木隆之介)が、川本あかり(倉科カナ)、ひなた(清原果耶)、モモ(新津ちせ)の川本家3姉妹と食卓を囲むようになって1年。彼女らとの交流に安らぎを感じる一方で獅子王戦に臨もうとするが、幸田柾近(豊川悦司)は頭をけがして入院、その娘・香子(有村架純)は妻のいる後藤正宗(伊藤英明)との関係に悩み、二海堂晴信(染谷将太)は自身の病気に苦しむなど、それぞれ試練に直面していた。さらに、川本家には3姉妹を捨てた父親が現れたことで不穏な空気が漂い始める。
Junkei Yamazaki
中学生でプロ棋士としてデビューした桐山零は、東京の下町に一人で暮らしている。幼い頃に交通事故で家族を失い、父の友人である棋士の幸田に引き取られたが、ある事情から家を出るしかなかったからだ。深い孤独を抱えてすがりつくように将棋を指し続けていたある日、零は近隣の町に住む川本家の3姉妹と出会い、彼女たちとのにぎやかな食卓に居場所を見出していく。温かな支えを胸に、闘いへと飛び込む零。それは、様々な人生を背負った棋士たちが、頭脳と肉体と精神のすべてを賭ける壮絶な闘いだった…。
Toshio
厳しい父の反対を押し切り家を飛び出したミュージシャンの兄ジン。父の想いを受け、歯医者を目指す弟ヒデも、仲間と共に音楽の魅力に引き寄せられていた。音楽に挫折し、弟たちの才能を知ったジンは、そんな彼らに自らの夢を託すことを決意する。
歯医者はやりたい、歌もやりたい。でも恐ろしい父親には絶対に言えないーー。彼らが取ったありえない秘策。それは前代未聞の顔出し無しのCDデビューだった・・・。
Hatanaka
親が決めた許嫁の雨宮と結婚し、息子ももうけた園子だったが、そこに愛情はなかった。転勤となった夫について京都に移住し、そこで出会った夫の上司・越智と恋に落ちた園子は、生まれて初めての恋に戸惑いながらも、越智との逢瀬を重ねていく。
Namie
昭和64年に発生し、犯人が捕まらないまま迷宮入りした少女誘拐殺人事件・通称「ロクヨン」。事件から14年が過ぎた平成14年、新たな誘拐事件が発生。犯人は「サトウ」と名乗り、身代金2000万円を用意してスーツケースに入れ、父親に車で運ばせるなど、事件は「ロクヨン」をなぞっていた。
Tomu-san
“僕”は愛猫キャベツと暮らす30歳の郵便配達員。ある日自転車で転んだ彼は、ひどい頭痛に悩まされて病院に行ったところ、脳腫瘍で余命わずかだと宣告されてしまう。ショックで呆然とする“僕”の前に、自分に容姿のよく似た“悪魔”が現われる。うろたえる“僕”に、“悪魔”は「自分にとって大切なものを消せばさらに1日の命をあげる」とささやく。“僕”が悪魔と取引すると、まずいつも持ち歩いている電話が消える。
Namie
わずか7日で終わった昭和64年。その年に起きた少女誘拐殺人事件、“ロクヨン”から14年が経過し、未解決のまま時効が近づいていた。そのロクヨンの捜査に携っていた警務部秘書課広報室の広報官・三上義信(佐藤浩市)は、記者クラブとの不和、刑事部と警務部の軋轢、ロクヨンを模倣したような誘拐事件に直面し……。
組員が4人しかいない目高組の組長となり、機関銃を抱えて伯父を殺害した相手に殴り込みをかけたという過去を持つ高校3年生の星泉。目高組を解散した彼女は、シャッター商店街の一角でメダカカフェを営む店長として元組員の従業員と共に忙しい毎日を送っていた。そんな中、泉の友人が偽モデル詐欺の被害に遭ったことを知る。
Revolution Q Band Member
ロックミュージシャンになる夢を諦めて以来パッとしない毎日を送るサラリーマン鈴木良一は、職場の同僚・寺島裕子が気になっているものの話し掛けることができない。ある日、1匹のミドリガメと運命的に出会いピカドンと名付けるが、同僚に笑われてトイレに流してしまう。すぐに後悔する鈴木だったが、ピカドンは下水道を通って地下に住む謎の老人のもとにたどり着く。
woman's lover
真田北高校に通うタダクニ、ヒデノリ、ヨシタケの仲良し3人組は勉強や部活にも打ち込むことなく、いつもタダクニの部屋に集まっては他愛もないバカ話に興じながら、ダラダラとした生活を送っていた。女の子にモテたくも彼女のいない3人だったが、ある日隣接する女子校と文化祭を共同で開催するという話が持ち上がる。
A unique black comedy set in Ginza Cinepathos, a long-established movie theater that closes at the end of March 2013 while being familiar to movie fans with its retro appearance and unique lineup. Unique guests visiting the theater draw a human pattern during breaks.
Mighty
東京に出ていった元“SHO-GUNG”メンバーのマイティは、ラップをあきらめきれず、“極悪鳥”という恋愛系右翼ヒップホップクルーのメンバー入りのチャンスを狙って、パシリのような扱いの日々に耐えていた。ある日、バトルで、「優勝したらメンバー入り」を約束されるも、結局約束は反古にされ、怒りを爆発させたマイティは極悪鳥の一人に大怪我を負わせてしまう。栃木に逃亡したマイティは、違法行為で商売する大人たちの一員として働きはじめる。ある日、金儲けの為、栃木で音楽イベントをやることになった。そこにはマイティの知らないところで“SHO-GUNG”のイックとトムが参加。やがて3人は思いがけない悲痛な再会を果たす…。
Mighty
埼玉県の田舎町を舞台に、ラッパーを目指す冴えない若者たちの奮闘を描いた青春映画。レコード屋もライブハウスもない田舎町で結成されたヒップホップグループ“SHO-GUNG”の仲間たち。彼らは地元の先輩たちの協力を得て初ライブを実現させようとするが、東京でAV女優として活躍していた同級生・千夏が戻ってきたことから、グループ内ですれ違いが生じるようになり……。監督は「JAPONICA VIRUS」の入江悠。