心理療法室の院長である窪司朗(玉木宏)の家族は以前交通事故に遭い、娘の花(南沙良)は心に傷を抱えていた。司朗の足には後遺症が残り、妻(桜井ユキ)は昏睡(こんすい)状態で、花の妹は顔に重度のやけどを負っていた。そこに、自身の母の心神喪失の原因を探る高校生の四井純(大西流星)が花のもとを訪れ、二人は親しくなっていく。そんなある日、5年間の昏睡(こんすい)状態から突然目覚めた花の母を司朗が家に連れて帰る。
Ikue Kosugi
定年までの38年間を無遅刻無欠勤で勤め上げた真面目一徹の道太郎。18年前に妻と死別し、身の回りのことはひとり娘の弓子に任せっきりだった彼だが、弓子から今後自分のことは自分でやるように、と親離れを宣言されてしまう。慣れない主夫業と第二の人生に戸惑う道太郎は、ある朝、成り行きから地域のラジオ体操会に参加することに。会のマドンナ的存在であるのぞみに胸ときめかせながら、体操にいそしむ道太郎だった。
24歳のOLヨシカは10年前から、地方にある地元中学で出会った同級生イチに好意を抱いているが告白できず、今も彼を忘れられない。そんなヨシカは自分が経理の仕事をしている現在の会社で営業の仕事をしている同期のニから告白されてまんざらでもないが、むしろイチが今何をしているかが気掛かりに。そこでSNSを通じ、中学の同級生のうち上京したメンバーを集めて同窓会を開き、そこでイチと再会することに成功する。
AV女優がサイン会にやってくる……!? 刺激的な噂話に揺れる中学生・タカシとその仲間たち。忘れられない夜を越えて見つけたものとはーーー!? 1987年の田舎町。中学生のタカシは、ずっと家でうじうじしている父親(光石研)がカッコ悪くて嫌いだ。今日も婚約者を連れて帰って来た姉に対して情けない態度で見ていられない。町を歩いてるとすぐ絡んでくるヤンキーたちも鬱陶しいし、隣に住む幼なじみで巨乳のメグミがちょっと気になっている。そんなどうにもならない悶々とした日々を送っているタカシが柔道部の仲間たちと入り浸っている、町に一軒だけあるレンタルビデオ屋があった。そしてそこにAV女優のよくしまる今日子がサイン会にやって来るという噂が聞こえてきて……。予期せぬ事態、大騒動の果てにタカシはよくしまる今日子に会う事ができるのかーーー?
Ito
小説家である「私」のもとに、女子大生の久保さんという読者から、1通の手紙が届く。 「今住んでいる部屋で、奇妙な“音”がするんです」好奇心を抑えられず、調査を開始する「私」と久保さん。 すると、そのマンションの過去の住人たちが、引っ越し先で、自殺や心中、殺人など、数々の事件を引き起こしていた事実が浮かび上がる。 彼らはなぜ、“音”のするその「部屋」ではなく、別々の「場所」で、不幸な末路をたどったのか。 「私」と久保さんは、作家の平岡芳明、心霊マニアの青年・三澤徹夫、 そして「私」の夫・直人らの協力を得て、ついに数十年の時を経た、壮大なる戦慄の真相に辿り着く。 だがそれは、新たなる事件の序章に過ぎなかった―。 すべての事件をつなぐ【穢れ】の正体とは?予定調和を許さない驚愕のラストまで、目が離せない。
Tadaomy Ando became a yakuza boss at a young age. Because of his subordinate, he quit the yakuza. Now, he learns from Takashi Konaka the trade of illegal money lending and how to collect debts. Tadaomy Ando decides to become a loan shark. He has customers, but has a hard time collecting debts.
Yoshiko Saito
32歳の一子(安藤サクラ)は実家でだらしない毎日を過ごしていたが、離婚して実家に戻ってきた妹の二三子といざこざを起こし、一人暮らしをすることに。100円ショップで深夜労働にありつき、相変わらずな日々を送っていたものの、ボクサーの狩野(新井浩文)と恋に落ちる。狩野との幸せな日々はすぐに終わってしまうが、ある日、たまたま始めたボクシングが一子の人生を変える。
Kiyo
妊娠9か月の原光子。子どもの父親はアメリカ人の元カレの可能性が高いが行方知れず。お金もなく行くあてもないが、昔住んでいた長屋に行ってみることに。そこには貧乏で優し過ぎるがゆえに、パッとしない住人たちが昔と変わらず住んでいた。人のことなど構っていられないはずの光子だったが、彼らのために一肌脱ごうと決意する。
上京して5年、仕事も恋愛もうまくいかず妥協した日々を送る佐和子は、父親が病で倒れたことから帰郷。一人娘のため父が営むしじみ加工工場の後を継ぐことになるが、従業員のおばさんたちには相手にされず、会社の経営も倒産寸前に追い込まれていた。その上、一緒に工場の後継ぎになりたいと付いてきた恋人にまで浮気されてしまう。
A young man in a green Martian costume allows himself to be dragged hither and thither by a bossy housewife. In this way the film swerves between deceptively ordinary realism and a fantastic absurdism. The housewife Junko (Otori Rei) has started to behave increasingly strangely since the death of her son. Her husband can't put up with it any more and goes off with a female colleague. The man in the green suit, Katsura Tombo (Oda Yonosuke), is a bread salesman but he forgets his work. His strange costume is supposed to lure new customers, but he seems to have forgotten that. He is more or less kidnapped by Junko and falls in love with her. Junko however has other intentions with the rather naive salesman. The failed Martian drives her around in his aunt's van, but his helpfulness doesn't get rewarded.