Aiko (voice)
物語の舞台は、第2次世界大戦下の日本。主人公は入院中の母を火事で亡くし、父親の再婚に伴って東京から田舎へ移り住んだ少年・牧眞人(まきまひと)だ。父親の再婚相手は、死んだ母とそっくりな母の妹だった。一風変わった7人の老婆が仕える屋敷に住み始めた眞人。その屋敷の近くには、かつて物語が好きな大おじが建て、忽然と姿を消したという廃墟同然の塔があった。眞人は人の言葉をしゃべるアオサギに導かれ、不思議な世界へと冒険に出る。
Noriko Kinugasa
愛する人を殺されたトラウマを抱え、正義も感情も捨て復讐にのみ生きる元警官・兼高(岡田准一)。そこに目をつけた警察は“関東最大のヤクザ組織へ潜入”という危険なミッションを強要する。潜入のきっかけは、組織の中で最もイカれたサイコボーイ室岡(坂口健太郎)への接触だった。警察のデータ分析によるとその男との相性は98%――。監督は『関ヶ原』『検察側の罪人』『燃えよ剣』と今と昔を切り取ってきた名匠・原田眞人。主演は原田と3度目のタッグとなる岡田准一。その演技力と多彩なアクションで数多の賞に輝く名優が、坂口健太郎と共に既存のイメージを180度変えた、狂おしいほどぶっ飛んだキャラクターに魂を吹き込む。さらに松岡茉優、北村一輝、大竹しのぶなど日本映画界最高峰のキャスト陣が、クセの強すぎる猛者たちを好演し、予測不能な物語をスリリングに描き出す。最高最強の狂犬コンビが組織をのし上がる、究極のノンストップ・クライム・エンタテイメント!
Kiwa-san (voice)
ある事情で家を出てきた17歳のユイと、 両親を事故で亡くしたショックで声を失った8歳のひより。 居場所を失った二人は、ふしぎなおばあちゃん・キワさんと出会い、 海を見下ろす岬に建つ、ふしぎな古民家 “マヨイガ”に住むことに。
Nikuko-chan (voice)
愛情深い性格ゆえに、これまでの人生、ダメ男ばかりを引き寄せては、何度もだまされてきた母・肉子ちゃん。 とんでもなく豪快で、子どもみたいに純粋な母に比べて、しっかりもので大人びた性格の小学5年の娘・キクコ。 ふたりは肉子ちゃんの恋が終わるたびに各地を放浪し、北の漁港の町へと流れ着く。 漁港で途方にくれる母娘の胃を満たしたのは、一軒の焼き肉屋「うをがし」の焼肉だった。 妻に先立たれ、店をたたもうとしていた店主・サッサンは、目の前に現れた肉子ちゃんを”肉の神様”だと思い、 「決しておなかを壊さないこと」を条件に肉子ちゃんを雇いいれる。 こうして、サッサンが所有する漁港の船を住処に、肉子ちゃんとキクコの新しい生活が始まった……! キクコは地元の小学校に転入する。土地の言葉をきちんと使い、運動神経がよく、まわりの友達から「かわいい」と 言われることが多いキクコは、大阪出身でもないのに大阪弁で思ったことをすぐ口に出し、 町中でマトリョーシカと噂される母・肉子ちゃんの存在を、最近ちょっと恥ずかしいと思っている。 一方、学校ではこの年頃特有の女子グループ間のやっかいな抗争に巻き込まれたり、 風変わりな少年・二宮との出会いで、キクコは少しずつ成長し、この漁港の町をどんどん好きになっていく。 肉子ちゃんの次の恋が終わったら、またこの町を出て行かなければならない。 そんな不安がよぎるキクコと肉子ちゃんの大きな秘密が明らかになり……
「ノビ師」と呼ばれる忍び込み窃盗のプロ 修一はある夜、忍び込んだ家で夫を殺して火をつけようとしていた女に出くわし、止めようとしたところを刑事に発見され捕まってしまう。その後2年の刑期を終え、あの夜の真実を探ろうと動き始めた矢先、再び彼の周りで不穏な事件が起き始める・・・。
Sakiko
東京の回転寿司屋で寿司を食べている、母と息子。そこで交わされる会話を、写真で構成した切り絵アニメによって、淡々と描いていく。
Orin
作家・小松重男の時代小説「蚤とり侍」を、『後妻業の女』などの鶴橋康夫監督が映画化した時代劇。裏稼業である「のみとり」を命じられた武士が、人々に助けられながら奮闘するさまを描く。エリート藩士から「のみとり」になってしまう主人公に阿部寛がふんするほか、寺島しのぶ、豊川悦司、斎藤工、風間杜夫、大竹しのぶ、前田敦子、落語家の桂文枝らが出演。
Great-Aunt Charlotte (voice)
無邪気で不器用な少女メアリは、森で7年に1度しか咲かない不思議な花“夜間飛行”を見つける。この花は、魔女の国から盗み出された禁断の花だった。一夜限りの不思議な力を得たメアリは、魔法大学“エンドア”への入学を許されるが、あるうそをついたことから大事件に発展してしまう。
Yodo-dono
関ヶ原の戦いから14年。戦国の世は天下統一を目前にした徳川と復権を狙う豊臣方の対立が深まっていた。真田幸村は名将として世間から尊敬を集めていたが、実は男前な風貌と恵まれた幸運の連続で勝ちを収めてきただけの気弱な腰抜けだった。実際の自分と虚像との差に悩む中、彼は猿飛佐助と出会う。忍者の里から飛び出し、大きなことを仕掛けようとしていた佐助は、幸村を本物の英雄にすべく、仲間を集めて十勇士を結成する。
Sayoko Takeuchi
妻に先立たれた中瀬耕造は、婚活パーティーで年下の女性・小夜子と出会う。やがて病に倒れた耕造は他界し、後妻におさまった小夜子から公式証書遺言状を見せられた娘の中瀬朋美は、遺産は全て小夜子に渡り遺族には一切残らないと知らされる。父の死に疑念を抱く朋美は探偵の本多を雇い、小夜子の身辺を調査する。
Hana
西暦2265年、木星のそばに位置する人工居住区「うず潮」は、「ギャラクシー街道」と呼ばれるスペース幹線道路で地球と結ばれている。以前はにぎわった街道も開通して150年がたち、老巧化が問題視されてきた。そんな街道の脇で営業している飲食店には、さまざまな星からそれぞれに事情を抱えた異星人たちが集まっていた。
Miyako Sasaki
鎌倉の古い家に暮らす幸、佳乃、千佳の香田三姉妹。父は不倫の末に15年前に家を出て行き、その後、母も再婚してしまい、今この家に住むのは3人だけ。ある日、その父の訃報が3人のもとに届く。父の不倫相手も既に他界しており、今は3人目の結婚相手と山形で暮らしていた。葬儀に参加した三姉妹は、そこで腹違いの妹すずと出会う。
Hiroshi's mother
余命3か月を宣告された宏は、出会ったばかりの女子高生・真衣にすぐに死のうかと言われるものの、死ぬことはできなかった。美術大学を卒業後、窓を拭くアルバイトをしながら何となく生きてきた宏だったが、死を目前にしながら純粋な真衣に惹かれていく。
Akemi Nakazato
14歳の優奈は、島内に高校がない南大東島で父親と2人で暮らしている。子どもたちは進学のため15歳で島を出るため、彼女の母親も姉の進学と共に那覇についていったきり戻って来ない。優奈は少女民謡グループ・ボロジノ娘のリーダーを任されたものの、進路のことで思い悩んでいた。
Sachiko Yamada
艶という女と大島に駆け落ちして結婚した松生春二(阿部寛)は、奔放な妻の不貞に悩まされてきた。そんな艶が病に冒され、昏睡状態に陥る。何度裏切られても献身的に愛してきた松生は、彼女を失うことに耐えられない。彼は、過去に艶が関係を持った男たちに、愛の深さを確かめようと思いつく。東京で一見平穏な生活を営む何組かのカップル&家族に突然もたらされた艶の話。松生の元妻・早千子(大竹しのぶ)は、娘の麻千子(忽那汐里)から大島へ行くことを提案される。大島の美容院で働き、松生とも面識がある百々子(真木よう子)は、艶がストーカーとなって追いかけた男の恋人だが、艶に対する松生の愛を見て、自分の恋に対する自信が揺らぐ。1年前に自殺した夫が艶の愛人だった可能性がある橋川サキ子(風吹ジュン)は、夫の死の理由を探し求めていたが、松生からの連絡を受けて、大島行きを決意する。艶の最初の夫の愛人・橋本湊(野波真帆)は、不動産会社に勤務しているが、艶と自分のどちらが愛されているのかを確かめようと考える。艶の従兄の妻・石田環希(小泉今日子)は、小説家である夫の作品の登場人物が、艶をモデルにしているという話を耳にし、さらに松生からの電話で夫と艶の関係を疑い始める……。夫の、恋人の、父のそれぞれの様子から、艶という未知の女との肉体関係を感づいてしまった女たちは、突然自分たちの人生に割り込んできた艶という存在に困惑する。目の前に見えているはずの“大切な人”が知らない顔を見せた時、人は愛を確かめ、見つめ直す……。
Ushibuka in Amakusa City prospered a century ago with its fishing industry and red-light district, but has become Japan's fastest declining city. Homemaker Yumie wants to revive the town she loves, and invites her friends to realize an unusual plan at a former brothel built a century ago.
2012年4月2日~21日/彩の国さいたま芸術劇場大ホール、北九州芸術劇場、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ ロンドン公演・バービカンシアター ブリテン王「シンベリン」は、王妃の連れ子「クロートン」と結婚させようとしていた一人娘「イノジェン」が身分の低い「ポステュマス」と勝手に結婚したことに激怒する。そのため、国を追放されてしまったポステュマスはローマへ… 偶然に知り合ったローマ人「ヤーキモー」を相手に、妻を賭けの対象にするポステュマスだが、果たしてヤーキモーの狙いとは?
A nostalgic human drama based on Dazai Osamu Prize winner Tsujiuchi Tomoki's novella. Set in a declining coal-mining town in 1950s Fukuoka, the story depicts a rambunctious but pure-hearted young boy in love with an older woman. Director Hirayama Hideyuki and writer Chong Wishing, both from Begging for Love (Ai o kou hito), join hands again to make this film. Michiyo (Koyuki) has left Tokyo for Fukuoka with her son Mamoru (Ikematsu Sosuke) after divorcing her husband. The story follows Mamoru's memories of his time spent with the notorious rebel Shinichi (Ishida Takuya), who stood up for him against bullies.
Tomoko Morikawa
戦争末期に100名の中年兵士が召集された。松山啓太らその兵士達は上官のくじ引きで赴任先が決められ、フィリピンへの赴任が決まり生きて帰って来れないと悟った森川定造はハガキを読んだことを自分の妻、友子に伝えて欲しいとハガキを啓太に託す。終戦後、啓太ら、たった6人の兵士のみが生き残りハガキを元に友子の家を尋ねるが…
Ayumi / Kato
古びたビルに「あゆみ」というバーがあり、毋のあゆみ、姉の桃、そして、れんの美人を目当てに店は賑わっているが秘かに保険金目当ての殺人でビルを建て直す野望を持っている。ある日、老人を刺し殺し死体をバラバラにして森で散布したが老人が嵌めていた高級腕時計もれんのミスで混ざっていた。製造番号からバレることを恐れ、れんは代行屋の紅次郎こと村木哲郎に嘘をつき時計の捜索を依頼する。時計は奇跡的に見つかるが発見現場の異様な光景に殺人の疑いを抱き、つい最近、自分を窃盗犯と間違え拘束した女刑事ちひろに、その調査を依頼する。
Yoko Morii
陽子と娘の月子は、ずっと母一人子一人で仲良く支え合って暮らしてきた。ある晩、酔っ払った陽子が若い金髪の男・研二を連れて帰ってきて、彼との結婚を宣言する。あまりに突然の事態に戸惑う月子は、母に裏切られたという思いから陽子にも研二にも素直に心を開けず、家を飛び出してしまう。
女の子にモテたい一心で文化祭に向けて必死でバンドの練習を続けてきた男子高校生、タクミ(小出恵介)、キョウヘイ(勝地涼)、カズオ(鈴木亮平)、ユウキ(ムロツヨシ)、シュウト(綾野剛)。だが学校の都合で突然、文化祭の中止が決定。5人は抗議と文化祭復活の願いを込めて教室を占拠する。だが、ハッタリのつもりで持ち込んでいた爆弾が誤って爆発してしまう。学校爆破犯のレッテルを貼られ、5人は退学させられる羽目に。その後は、勘当、引きこもり、しまいには親の自殺と、全員が見事に坂道を転げ落ちるような転落人生。明るい未来なんかあるはずない…。そう思い込んでいたある日、ヤクザ稼業に身を落としたカズオのせいで大事件が勃発する。3億円を奪われたカズオのボス、亀頭(吉田鋼太郎)が、奪われた現金と奪った女を、明日までに連れて来いと脅迫して来たのだ。3億円を亀頭に届けないと、自分たちの命が危ない。恐れおののく5人だったが、タクミはこの危機を“最悪な人生から抜け出す最高のチャンス”と仲間たち励まし、再び立ち上がる。3億円取り戻して、バカで最強だった俺たちを取り戻す!自分たちの未来を賭けた5人の奮闘の顛末は果たして……?
Homily (voice)
身長10センチの小さなアリエッティ一家は、人間が住む家の床下で、さまざまな生活品をこっそり借りて暮らしていた。彼らの掟は「決して人間に見られてはいけない」ということ。しかし、アリエッティはその家に引越してきた少年・翔に自分の姿を見られてしまう。
Saori's mom
漫画家を夢見るイラストレーター、さおりは中学時代、英語のテストで4点を取るほど、英語は大の苦手。そんな彼女が恋に落ちた男性は、語学オタクの外国人、トニーだった。漢字の美しさに一目惚れして日本に来ただけに、日本語はペラペラ。しかし、外国人のトニーの言動は、日本人のさおりには、理解に苦しむことばかりだった……。
時に1575年(天正3年)、長篠の戦いで甲斐の武田勢を破った織田信長は、翌1576年、その天下統一事業を象徴するかのごとき巨城を、琵琶湖を臨む安土の地に建築することを決意。設計及び現場の総棟梁として、熱田の宮大工・岡部又右衛門を総棟梁に任命する。「安土の山をまるごとひとつ、三年で城にせよ。」信長から直々の厳命を受け、後に行われた指図(図面)争いにおいても、金閣寺を建立した京の池上家、奈良の大仏殿建造を担った中井一門を破った又右衛門は、妻・田鶴や娘・凛、門下の大工たちの支えを得ながら、徐々に築城を進めていく。しかし、巨大な城を支えるためにはその主柱(大通し柱)に、これまでになく巨大な檜が必要であった。理想の木材は木曽上松にあると踏んだ又右衛門は、意を決して信長の敵方・武田勝頼の領国に危険を顧みず分け入っていく。一方、安土の作事場では新たな戦乱の暗雲が立ちこめ、又右衛門の帰還を待つ大工たちに戦地への出立を余儀なくさせる。
Hanako
Hanako is a mother, who was not enthusiastic when her husband took in two foster children some years ago. He died not long afterward, leaving her alone to care for the youngsters, Koya and Torataro, a task that she rose to with a passion. As the two boys graduate from high school, Hanako has become not only a devoted parent but the neighborhood's most reliable mother in the Osaka style: strong, responsible, irreverent. After the two boys leave school they also leave home, though Torataro continues to work in the family factory. Koya secures employment at a restaurant, where he is forced to put up with the bullying of an older colleague. Unable to take it any more, he runs away, and Hanako and Torataro look for him. They eventually find him pursuing his dream of becoming a professional musician.
Midori Fujikawa
The 95-year-old director shot the film in his hometown of Ishiuchi, Hiroshima. The story is based on a teacher he had when he was a child.
Yukie Miyaji
A humorous wedding story fueled by a rather no-good father and son, disguised as the old and new “good guys.” The father Nobuo, and his son Tamio, are unable to mature, unable to break the parent-child roles, have no sense of responsibility, and keep holding on to the past. The pair is overwhelmed by all the colorful characters around them telling them what to do. They go to strenuous and humorous efforts to make Tamio’s wedding an event to remember.
Nishino
芥川賞候補にもなった松尾スズキの同名原作小説の映画化。女性だけの閉鎖病棟で、主人公が再び生きる勇気を取り戻していく14日間を描く。監督・脚本は原作者でもある「恋の門」の松尾スズキ。出演は「監督・ばんざい!」の内田有紀、「大帝の剣」の宮藤官九郎、「フラガール」の蒼井優、「憑神」の妻夫木聡、他。
Michi
のどかな田舎にある馬酔村に、ある日転校生として、村に持ち上がっている空港建設計画の責任者として国から派遣された楠木雄一郎(三浦友和)の息子・亮介(神木隆之介)がやってくる。都会的な亮介はクラスの女子の人気者となるが、一日で人気者の地位を奪われた地元の悪ガキ・土田公平(ささの友間)は面白くない。二人は取っ組み合いの喧嘩をするが、肥溜めに落ち引き分けになる。その帰り、二人は空に向かい呪文を唱えている少女を見かける。呆然とする亮介と公平に少女は、UFOの存在を信じるか聞いてきた。彼女の名はヒハル(大後寿々花)。父はUFOに連れ去られたと信じ、ずっと父を乗せたUFOが迎えに来るのを待っていた。その頃村では、空港建設反対派を雄一郎は金で買収しようとし、推進派に寝返ったり、町を出て行ったりする者が現れた。そんな大人たちの醜い争いに、子供たちも巻き込まれ始めていた。亮介は強引な雄一郎のやり方に反発する。亮介、公平、ヒハルの三人にとっては、秘密の丘で星を見ながらUFOを待つのが、唯一平穏で楽しい時間だった。しかし、ヒハルは父が二度と帰ってこないことに少しずつ気づき始めており、悲しみの影が日々増していく。子供から大人への一歩を踏み出しかけた三人は、現実が夢の砦をむしばんでいく恐怖に、まだ目を向けられないでいた。雄一郎と反対派リーダー・天童(石橋蓮司)の対立や卑劣な手で雄一郎を追い出そうとするトバ(田中哲司)の企み、子供たちの仲間割れは激化。もうこれ以上、大人たちに振り回されたくないと亮介と公平が思い始めた時、丘の上の秘密基地が誰かに壊され、ヒハルが転落、大怪我を負う事件が起きる。唯一の心の支えだった場所を奪われ、同時に父と再会する希望も失ってしまったヒハル。そんなヒハルに何もしてあげられないという無力感に打ちひしがれる亮介と公平は、ヒハルの夢を叶えるために、大切な村を守るために、あるいたずらを思いつく……
Tomoko Saito
富山県の高岡市で暮らす優介の母は、近所でも評判の肝っ玉母さん。女手一つで立派に優介と姉の美咲を育てあげたものの、姉は数年前に駆け落ちして音信不通。優介も高校を中退し、親友の眞人と東京に出て偶然目にしたホストクラブで働き始める。
Mikiko Kitahara
Kitahara Kazunori was diagnosed with Ewing's sarcoma in the fall of his second year in high school, and thereafter spent a year and 10 months battling the disease. Although he studied hard for the university examinations and was successfully admitted to his first choice, [the prestigious] Tokyo University, he only managed to visit it for a day before passing away. After that, last January [i.e. 2005], Kazunori's mother compiled the thoughts he had left behind and published it as a book, and it was adapted into this drama. Even as Kazunori had to fight his serious illness, he received support from his friends, school teachers and family members, and had warm relations with many people. This drama illustrates the 1 year and 10 months young Kazunori persevered together with the people around him.
――南北戦争直後のアメリカ・ニューイングランド。従軍した父エズラと弟オリンの帰りを心待ちにするラヴィニアは、母クリスティンが船長アダムと恋仲であることを感じ取り、父への裏切りに苛立ちを隠せない。母を強く問い質し、ついに二人の関係が暴かれてしまうと、すぐにアダムと別れなければ父にも告げて破滅させると迫るのだった。告げ口を恐れたクリスティンは、アダムを焚きつけて夫を殺害する計画を企ててゆく。やがてエズラが帰還。アダムの噂を耳にしているものの、これまでの冷たい夫婦関係をあらため、何とか妻ともう一度やり直したいと願うエズラだったが、口論の末に持病の心臓発作が起こり、クリスティンの用意した毒薬によって死んでしまう・・・・・・。
Yasuko Akashi
Live-action adaptation of a madcap manga about art, opposites, love and a whole lot of cosplay.
Tsunako Mitamura - First Daughter
The four Takezawa sisters discover that their father has an illegitimate child so they hire a private detective to investigate.
Yumi
住民が出て行った希望カ丘開拓村に残る一軒の荒屋に住むユミエと娘エミコ。食べ物もなく餓死寸前となった2人はある計画を企て、美しく装い勧誘の電話をかける。やがて、ダムの工事現場で働く男がやってくるが…。
Michiko
在日韓国人三世の杉原は、日本の普通高校に通う3年生。あだ名はクルパー。ハワイ旅行をきっかけに朝鮮から韓国に国籍を変えた父親・秀吉に叩き込まれたボクシングで、喧嘩や悪さに明け暮れる日々を送っている。友だちは、ヤクザの息子・加藤や民族中学校で杉原と共に教師から目の敵にされていた同級生の元秀や先輩のタワケ。だが、杉原にもリスペクトする男がいた。民族中学校開校以来の秀才と言われた正一だ。ある日、杉原は加藤のバースデイ・パーティで桜井という少女と恋に落ちる。ちょっと風変わりな彼女とぎこちないデートを重ね、気持ちを近づけていく杉原。しかし、自分が在日であることは告白しかねていた。そんな中、正一が駅のホームで少年に刺されて死んだ。誤解が原因で起こった悲劇だ。親友を失ったショックに愕然となった杉原は、その夜、桜井と一夜を共にし、自分が在日であることを彼女に告白する。ところがそれを聞いた途端、桜井の態度が急変した。打ちひしがれた杉原は、やり場のない思いを父親にぶつけるが、反対にのされてしまう。だがその時、彼は国籍や民族にとらわれない世の中を作ってやろうと心に誓うのであった。それから半年後のクリスマス・イヴ。大学受験に向けて勉強中の杉原。夜、桜井からの電話で呼び出された彼は、偏見を払拭した彼女とよりを戻す
Mother
映画監督として成功をおさめたものの、創作意欲をなくしてしまった男が、“明日は、私の誕生日なの”と言い、奇妙な儀式をする女に出会う。女は今日も翌日も同じ言葉を繰り返すが、一向に誕生日は訪れない。そんな彼女に興味を覚えた男は、彼女を被写体にビデオを回すようになるが…。
1999年に野田秀樹が蜷川幸雄に書き下ろし、二つの劇場で同時期に上演された伝説の舞台「パンドラの鐘」。1999年の両バージョンをお届けする。 野田秀樹が蜷川幸雄に書き下ろし、二つの劇場で同時期に上演された戯曲をそれぞれ放送・配信する。作者の野田自身が演出するNODA・MAP版は世田谷パブリックシアターで上演され、堤真一がミズヲ、天海祐希がヒメ女を演じた。また、蜷川演出版はBunkamuraシアターコクーンで上演され、大竹しのぶがヒメ女、勝村政信がミズヲを演じた。
世紀の対決となり演劇界の話題を席巻した名作をご堪能あれ。
Sachiko Komoda
第4回日本ホラー小説大賞を受賞した貴志祐介の同名小説を『39 刑法第三十九条』の森田芳光監督が映画化。保険会社に勤める若槻慎二は保険金の説明に訪れた女性の家でその女性の息子の首吊り死体に遭遇する。警察は自殺と判断し、それに基づいて保険金も支払われることになった。しかし、両親の態度に不審なものを感じた若槻は自殺に疑問を感じひとり調査を開始する。そして、夫婦の保険金をめぐる異常な行動が次第に明らかになっていく。
Couple
Koji, a jazz musician, takes a cigarette break in between sets at a Tokyo nightclub. He witnesses a murder and runs into a girl, Linda, who is being pursued by the killers. For the next two hours, Koji and Linda are running from both the hitmen and the police. Mistakenly identified as prime suspects, they have to solve the crime but time is running out: Koji has to be back to perform in his club by midnight, as a very special guest will be attending.
Narrator
This is the second in a series of documentaries following the lives of Japanese citizens based off Michael Apted’s Up series.
Shizue Sato
廃線が決まった北海道のローカル線・幌舞線の終着駅である幌舞。駅と運命をともにするかのように定年を迎えつつある駅長の乙松は、どんな時にも仕事を休んだことのない筋金入りの鉄道員(ぽっぽや)だった。十数年前、生まれたばかりの娘が亡くなった日も、約2年前に妻が病に倒れた日も、休むことなく駅に立ち続けた。周囲は彼の定年後をあれこれと心配するが、そんなある日、彼は偶然から見慣れぬ少女と親しくなる。
Tokuko
It is based on the story of The Ballad of Narayama updated to the present day, with the substitution of putting a parent into an old people's home for the abandonment of the original. The film won the Golden St. George and the FIPRESCI Prize at the 21st Moscow International Film Festival.
Sawako Kojima
10年程前、過労死で夫を亡くした小島紗和子は、自閉症の一人息子、富美男を女手一つで育ててきた。紗和子は不況の影響で勤めていた会社を解雇され再就職のために資格を得ようと職業訓練校へ通うことに。そこには大企業をリストラされた高野周吉がいた。ある日、周吉が紗和子の忘れた教科書を届けたことから二人は次第に心惹かれ合う。
Sayuri
それぞれが社会の水に馴染めず、個々の問題を抱え、厭世観に支配され生きている5人の女。たまたま居合わせた宝石店で、5人組の宝石強盗に出くわす。だが女たちは怯むどころか逆襲に転じ、拳銃を奪い取り、お互いの名前も知らぬまま、時価10億円の宝石を盗んで逃走してしまう。しかし、宝石を横取りされた強盗の背後には、暴力団の大きな影があった。そして、その暴力団の借金取立てでの暴行により妻を自殺に追い込まれ、復讐に燃える鉄工所の経営者が絡み、三つ巴の壮絶なバトルが始まる。
現代に甦った恐竜の赤ちゃんと少女との触れ合いを描くSFファンタジー。畑正憲の原作『恐竜物語』(角川書店・刊)をもとに「天と地と」の角川春樹が監督。脚本は角川と「いつかギラギラする日」の丸山昇一。ダイアローグライターを内館牧子。撮影は「遠き落日」の飯村雅彦。恐竜製作を『E.T.』などのカルロ・ランバルディが担当。テレビCFなどで人気の11歳の安達祐実が映画初出演で主人公の少女・千恵役を演じた。
Nami Tsuchiya
気まま旅を続ける信は、ある日、名美と出会いひと目ぼれする。そのまま名美の働く不動産屋を訪れ、アパートを借りる。信は名美にアパートに案内されたとき、初めて名美が社長の妻であることを知るが、すでに信の気持ちは抑えがたくなっていて…。
Narrator
This is the first in a series of documentaries following the lives of Japanese citizens based off Michael Apted's Up series.
Fumiko Akikawa
借金に苦しむ顧客を、正当な手段で“夜逃げ”させる斡旋会社ミッドナイトラン。その社長を務める源氏は、事前事後の用意周到な計画で債権者を出し抜き、客たちの人生の立て直しに協力していた。一方、大帝都信販調査部の敏腕部長・芙美子は、借りた金も返せない人間に価値はないと、源氏たちの活動を苦々しく思っていた。そんなある日、源氏のもとに大帝都信販に巨額の負債を抱える暴力団組長から夜逃げの依頼が舞い込む。
When a team of detectives lose the trail of a murderer, they decide to keep an eye on the suspect’s ex-lover, who is trapped in an abusive marriage.
A suspense drama based on Osamu Takahashi's original work starring Shinobu Otake. The shooting location of Gunkanjima is a famous tourist attraction. When Mansako returns to her husband's parents' house, she noticed a young man named Shinji playing drums at a village festival. Shinji who felt her gaze also looked back at Mansako. Masako invites Shinji to her house to welcome her husband together, and is witnessed by a housewife who came to inform her husband of the accidental death while helping him change clothes. She is stigmatized for infidelity. They are separated, but they vow to meet again 12 years later.
A yakuza boss's daughter starts a pirate TV broadcast.
Shohei Taguchi is a salaryman who works for a securities company and loves women like no other. One day, he plans to use the cash borrowed from the gangsters and snatch to repay his debt . However, Sayoko Mukai, who said that she used the money of the company for gambling , took over the money. Shohei and Sayoko plan a robbery and steal cash from the gallery, but another man steals it.
An unemployed young man who has just broken up with his girlfriend meets a woman at a bicycle race. They start dating but then strange things then begin to happen to him, including a beating from the local yakuza. - Wikipedia
Setsuko
A 30-year-old man's life gets up-ended when his girlfriend accepts an arranged marriage meeting with a more successful man.
Hiroko
Heartbroken Ukiko takes refuge with a relative after a devastating breakup. While away, she makes a dangerous match with the husband of her frigid cousin.
Miyoko Asano
This gripping docudrama is a fictionalized account of what could happen to a Japanese family when one of their sons shames them in front of the entire nation.
Mayumi
敗戦直後の上野。青年・哲は、ある日、以前バクチを教えてくれた上州虎と偶然会う。虎に連れられチンチロ部落に足を踏み入れた哲は、なけなしの金でプロのバクチ打ちであるドサ健の張りにノッた。おかげで相当勝ったが、その大半をコーチ料としてドサ健にとられてしまう。
Ken Ota is a Japanese-American GI. He comes to Hiroshima after WW2 looking for his big sister, but finds Keiko, a bomb victim with a keloid scar on her shoulder.
August 9, 1945. An atomic bomb drops on Urakami, Nagasaki at 11:02am. The story of Dr. Nagai and his family.
The biography of Mifune Chizuko a woman clairvoyant.
A couple originally from Okinawa run an inexpensive restaurant in Kobe, with their grade-school daughter, Fuuchan. The movie depicts the warm interaction between her and adults that grew up with the rough history of Okinawa and discrimination from the mainland. Shots partly on location at beach of Itoman, Yogi Park and Hateruma Island. This is the movie version of the well-known novel by Kenjiro Haitani.
Anja
A young queen requests a bouquet of snowdrop flowers for New Year's Day in exchange for a reward. One greedy woman sends her stepdaughter, whom she does not like, to look for the flowers in a cold forest, knowing the task will be impossible for her. The girl almost freezes to death in the forest, but she is rescued by the spirits of the Twelve Months, who create spring around her. The girl is able to deliver the bouquet to the queen, but others want a share of the reward.
Tagiri
京浜工業地帯の一角で鉄工所を経営している川瀬周三は、昭和41年になって、めっきり身体のおとろえを覚え、工場の実務を26歳になる一人息子の武志に譲った。そして、秋には、妻・雪枝の郷里から田切杏子を迎え、結婚式をひかえていた。順風満帆、周三にはおだやかな老後が残されているだけのように思えた。昭和41年5月、武志は、友人吉川と近くの釣り堀に出かけた帰り道、ある若者とすれ違った瞬間、腹部を刃物で刺され「お父さん、口惜しいよ、こんなことで死ぬなんて、仇は必ずとってくれよ」と言うと、周三の腕の中で息たえた。
The story of the silk industry and the young girls who worked as silk spinners in the early 1900s in Japan. The silk mills were located in Okaya which lies just beyond the Nomugi Pass. The women and girls worked in a hot, humid atmosphere without rest, and endured those conditions and sexual harassment to earn money for their poor families. Across the ocean, it was the great depression in America.
Policewoman
東京から急行列車で3時間を要するある地方で、32歳の竹中宗吉は、ようやく、印刷屋の主になるところまで漕ぎつけた。狐のような顔をした妻・お梅との間に、子供はなかった。商売の順調な宗吉は、ある時、料理屋の女中・菊代に惹かれる。何とか菊代を養えそうな気がした宗吉は、彼女と関係を持った。好きな女を囲う身分になれたという充足は出世感に近かった。菊代との間には、3人の子供ができた。しかしその後、近代的な印刷会社の進出や火事により、宗吉の商売は零落する。宗吉から生活費の貰えなくなった菊代が、3人の子を連れて、宗吉の家に乗り込んだため、お梅にも事態が露見する。お梅の仕打ちと女房の前に竦んだ宗吉の腑抜けぶりに、菊代は怒り、出て行ってしまう。3人の子供が残されるが、女房の睨む中、弟は病死、妹は行方不明になり、兄も命を狙われる。
Yoshiko Sakai
The body of Sakai Hatsuko, a woman of 23 who has been slain with a knife, has been found in a forest. Some days later, Ueda Hiroshi, a 19-year-old shipyard worker, is arrested and charged with the murder. At Ueda's trial, a complex story unfolds.
Sachiko
「男はつらいよ」シリーズ第20作。とらやに下宿中のワット君こと良介(中村雅俊)が、初対面の寅さんを“押し売り”と間違えたことから大騒動となる。結局、寅さんと意気投合した良介は、食堂「ふるさと亭」の幸子(大竹しのぶ)との恋愛を、寅さんの指南で成就させようとするが、振られたと勘違い。良介はガス自殺を計ろうとして、とらやの二階は大爆発! 責任を感じ、長崎県平戸に帰った良介を、励まそうと寅さんがやってくるが、良介の姉・藤子(藤村志保)に一目惚れをして、そのまま居着いてしまう…
Romance film
世界で初めて農民を組織したといわれる大原幽学を主人公に、笹川繁蔵、平手造酒、飯岡助五郎など浪曲でお馴じみの「天保水滸伝」をからませて、その時代に生きた人間群像を描く。脚本は「わが青春のとき」の山内久、監督は「不毛地帯」の山本薩夫、撮影は「君よ憤怒の河を渉れ」の小林節雄がそれぞれ担当。
『人間革命』の続編。創価学会を設立した戸田城聖のその後を描く。一人の人間における偉大な人間革命は、やがて一国の宿命の転換をも成し遂げ、さらに全人類の宿命の転換をも可能にする。
Mainly the story of Shinsuke and his stepmother, ranging from Shinsuke's infanthood to his mid-teens. Coal workers and the mines dominate nearly every aspect of the life of the characters. Shinsuke's father dies while bravely using dynamite to rescue a group of trapped Korean miners. Several older men attempt to help he and his mother cope, including a kind Korean and a Harley-riding yakuza.