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あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった (2008)

ジャンル :

上映時間 : 0分

演出 : Tarō Ōtani
脚本 : Miho Nakazono

シノプシス

カウラ事件について─ オーストラリア・カウラは、シドニーの西320キロにある小さな街です。1944年8月5日、この街で日本人捕虜たちが暴動を起こしました。1104名の捕虜による、史上最大の大脱走。オーストラリアでは誰もが知っている有名な事件です。しかし、日本の歴史教科書には登場しません。なぜでしょう。『生きて虜囚の辱めを受けず、死して罪禍の汚名を残すこと勿れ』この戦陣訓にしばられ、当時の日本政府はこの事件を隠蔽し、当事者のほとんどが口をつぐんだからです。事件の夜、暴動に賛成か反対か、日本人捕虜全員による投票が行われました。トイレットペーパーのミシン目で切った紙切れに、 ○は賛成=「死」×は反対=「生」8割が「死」を意味する○をつけ、暴動は決行されました。武器らしい武器もないまま、食事用に支給されたナイフやフォークを手に、自殺志願としか言いようのない大暴動でした。私は伯父から、この事件の話を聞きました。伯父はニューブリテン島で餓死寸前のところを捕らえられ、暴動までの4ヶ月間をカウラ第12捕虜収容所で過ごしました。しかし、長い間、伯父は自分が捕虜だったことを家族にさえ打ち明けられなかったそうです。暴動の夜、伯父はかけがえのない戦友を何人も亡くしました。彼らはカウラの日本人墓地に今も「偽名」のまま眠っています。書かなければいけない、と私は思いました。平和の時代を生きる若い人たちに、どうしても伝えたい。64年前、なぜ伯父たちは生き延びるためではなく、「死ぬための脱走」をしなければならなかったのか─彼らの友情、青春、恋愛、そして、生命の重さを─

出演

Kotaro Koizumi
Kotaro Koizumi
Kenichi Asakura
Yo Oizumi
Yo Oizumi
Jiro Kano
Sadawo Abe
Sadawo Abe
Akira Kuroki
Ken Mitsuishi
Ken Mitsuishi
Mastsushima
Yoshihiko Hakamada
Yoshihiko Hakamada
Kintaro Kinoshita
Koen Kondo
Koen Kondo
Shosuke Ohara
Seiji Rokkaku
Seiji Rokkaku
Ippei Hara
Mansaku Fuwa
Mansaku Fuwa
Ryokichi Chinen
Toshihide Tonesaku
Toshihide Tonesaku
Kazuo Kanai
Tomohisa Yuge
Tomohisa Yuge
Tadashi Minamigawa
Ryo Tajima
Ryo Tajima
Takashi Kikuchi
Toshie Negishi
Toshie Negishi
Masako Kano
Yoshie Ichige
Yoshie Ichige
Hisae Asakura
Naho Toda
Naho Toda
Shizuko Kano (young)
Tsutomu Yamazaki
Tsutomu Yamazaki
Kenichi Asakura
Ai Kato
Ai Kato
Mai Asakura

製作陣

Tarō Ōtani
Tarō Ōtani
Director
Miho Nakazono
Miho Nakazono
Screenplay